今回は、プログラミングの知識もあまり無いビジネスサイドの人でも、1人でチャットbotを作成してリリース(公開)することができるようになる内容です。
例えば・・・とあるチャットbotのアイデアを思いつき、企画して、要件定義をまとめ、開発し、リリースする。
これら一連の流れにはヒト・モノ・カネそして「時間」が多く発生し、実行する必要がありました。
もしこの流れを、プログラミングの知識もあまり無い1人のビジネスサイドの人間が数時間でやり遂げてしまったら?
「Dify」ならできます。
「Difyとは?」を知る前に、まずはその驚異的な事例を見てみましょう。
※メールで全文読むのは大変ですので、後ほどブラウザでお読みください。
※こちらから試せます ↓
💡国・地方共通相談チャットボット:受注金額8,500万円
📝本当にsangminさんの言う通り、お金がかかりすぎです・・・。
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
ぜひ、sangminさんがDifyを使って2時間かけて作った子育て専用チャットボットの「ハルキ」を使ってみてほしい ↓
使用感を比べたら雲泥の差です。
◾️GovBot:
https://t.co/IfXz4mRPi5
📷Haruki: https://t.co/uUJHv2lqol https://t.co/1v0bynMRe6pic.twitter.com/Rua0eFNZg4— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) May 4, 2024
国・地方共通相談チャットボット「Govbot(ガボット)」をリリースしました♪暮らしに身近なテーマの質問に、がぼたんが頑張って答えます!困ったときの相談窓口も探せるので、次のURLをクリックして下さい。 #Govbot #がぼたんhttps://t.co/DORX5a5Yh8
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総務省 @MIC_JAPAN pic.twitter.com/35DpouQL6V— 総務省 (@MIC_JAPAN) March 26, 2024
総務省が国・地方共通相談チャットボット「Govbot(ガボット)」をリリースし、受注に8,500万円の費用がかかったことが話題になりました。
その流れを受けて、Difyマスターのsangminさんがたった2時間で、より高性能の子育て専用チャットボットの「ハルキ」をDifyで仕上げてしまいました。
できた👀!2時間かけて作った子育て専用チャットボットの「ハルキ」です🤖。GovBotとぜひ比べてみてください。
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sangmin.eth @gijigae
◾️GovBot: https://t.co/nZ8sfz8jFc
◾️Haruki: https://t.co/EgNcWKJ4sc
同じ質問に対するGovBotとハルキの答え↓。ハルキの場合、フォローアップの質問もしやすくなっています😊。 https://t.co/66f2QYf3J2pic.twitter.com/0Dbsu9aYlP— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) March 29, 2024
※こちらから試せます ↓
「Govbot(ガボット)」と「ハルキ」を比べてみていかがでしょうか?
私個人としては、2時間で作り上げた「ハルキ」の方が、質問に対してピンポイントで直接回答してくれるのでストレス無く使えました。
これだけ「Dify」は破壊的なイノベーションを起こすことが可能です。
では、一体「Dify」とは何でしょうか?次から紐解いていきましょう。
Difyとはエンジニアじゃなくても生成AIアプリが誰でもカンタンに作ることができるOSS(オープンソース)のプロジェクトです。
💡Dify
Difyを使えば、プログラミングの知識がなくても、自分だけのAIアシスタントを作ることができます。AIアシスタントっていうのは、質問に答えてくれたり、課題を手伝ってくれたりする、とっても賢いコンピュータプログラムのことです。
Difyには、AIアシスタントを作るための部品がたくさん用意されています。例えば、こんなことができます
このように「Dify」を使えば、自分だけのAIアシスタントを簡単に作ることができます。プログラミングの知識がなくても大丈夫です。Difyが、AIアシスタントを作るために必要なことを全部用意してくれています。
また、作ったAIアシスタントはすぐに公開し誰でも使えるようにすることも可能です。
「Dify」があれば、自分だけのAIアシスタントも作れるだけではなく、自社サイトのチャットbotや、FAQのチャットbotなど自由自在に作ることが可能です。
「Dify」はsangminさんの言葉を借りると「最強の複合AIシステム(Compound AI Systems)」です
@dify_ai を複合AIシステム(Compound AI System)と呼んでるのはチャットボットやRAGに加え、複数のツールを自由自在に組み合わせることができるからです
引用:sangminさん ↓
. @dify_ai を複合AIシステム(Compound AI System)と呼んでるのはチャットボットやRAGに加え、複数のツールを自由自在に組み合わせることができるからです。ツールの中にはWolfram Alphaも↓。APIキーを取得し認証を済ませば、月2000回まで無料で使えます。他にも、arXivやBing検索との連携も可👏。 https://t.co/2cP8wZDYnI
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sangmin.eth @gijigae pic.twitter.com/w2WQMYf5VV— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) March 21, 2024
イメージしやすいのは「レゴブロック」です。レゴブロック一つ一つが高性能なAIモデルやツールになっており、これらをブロックのように組み合わせることで「高性能な複合AIアプリケーション」を作ることが可能です。
また、これら様々なAIモデルやAIツールをブロックのように組み合わせるだけではなく、Workflow機能を使って一連の流れを詳細に設計することも可能です。
これが、ノーコードで誰でも自由にオリジナルの高性能AIアシスタントを作ることができます。
まさに「Dify」は「AIの民主化」です。(※飯塚さんのポストより)
Difyの本質的な価値は、どこからでもカスタマイズしたAIサービス(AI chatbot, AI agent, AI workflow)を、日常や仕事の中に溶け込ませ、どこからでもどんな時でも簡単に実行できるようになったことかも。
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Hiroya Iizuka @0317_hiroya
AIの民主化に近いイメージ。
例えば、Difyで作ったchatbotは…— Hiroya Iizuka (@0317_hiroya) May 3, 2024
さて、ここからがこの記事の本題です。「Dify」を導入していきましょう!
※記事は概要編と詳細編に分けており、詳細編のみ続きは有料記事とさせていただきます。
前回の記事、Zoltraakをすでに導入済みの方は、gitやターミナルの使い方を経験済みですので、比較的スムーズに進められると思います。
不安な方は、一度こちらの記事を読んでみてください。(全文無料公開中)
ビジネスサイドの働き方を180度変える!驚愕の自然言語プログラミングZoltraak(ゾルトラーク)をWindowsで動かす方法 |
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「Dify」の導入とチャットbot作成は、以下の一連の流れで実行可能となります。
概要編ですが、予備知識がある程度ある方でしたら、ここまでの流れで「Dify」が使えるようになっていると思います。
また、#生成AIエンジニア塾でDifyの講師もされている、まるさんのnote記事も「Dify」導入について書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
💡Difyって何? LLMOpsプラットフォームを試してみよう!(構築・アップデート編)
以降は流れは同じになりますが、ビジネスサイドの方向けに画面スクショを多く掲載し、かなり丁寧に説明した内容になります。
上記「概要編」でもうまくいかなかった方は、これより先にお進みください。
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