user【週刊】今日から始めるAI生活search
プロンプト作成の救世主!OpenAIジェネレーターとメタプロンプトで高品質プロンプトを無料で簡単生成
AIとの対話に悩むすべての人に朗報です。OpenAIのプロンプトジェネレーターとメタプロンプトを活用すれば、誰でも無料で高品質なプロンプトを作成できます。本記事では、これらのツールの使い方と実践的なテクニックを詳しく解説します
like
8
user
テツメモ|tetumemo
2024/10/07

みなさん、こんにちは!テツメモです。


今日は、AIとの対話に悩むすべての人に朗報です。OpenAIが公開した「プロンプトジェネレーター」という魔法のツールをご紹介します。このツールを使えば、誰でも簡単に高品質なプロンプトを作成できるんです!


プロンプトジェネレーターの3つの魅力的な特徴:

  1. 雑な指示でも高精度なプロンプトを生成
  2. AIが理解しやすい形式に自動で調整
  3. 日本語出力だから即使える


また、プロンプトジェネレーターと合わせて、プロンプトを作るためのプロンプトの「メタプロンプト」の使い方もご紹介します。「メタプロンプトって何?」という方もご安心ください。後ほど簡単にご説明します。


このニュースレターを読むことで、あなたは以下のようなメリットを得られます♪


  • プロンプト作成の悩みから解放される
  • AIとの対話がスムーズになり、より良い結果が得られる
  • 時間とエネルギーを節約し、本来のタスクに集中できる


過去にもプロンプトジェネレーターの紹介記事を書いていますので、こちらもあわせてご覧ください。


🤔 はじめに:プロンプト作成の悩み

AIアシスタントとの対話、皆さんはどのように行っていますか?「こんなことを聞きたいんだけど...」と思いついても、どう質問すれば良いのか分からず、モヤモヤした経験はありませんか?


プロンプト作成には、いくつかの共通の悩みがあります:

  • 適切な表現が見つからない:AIが理解しやすい言葉選びに悩む
  • 構造化が難しい:複雑な要求を論理的に組み立てられない
  • AIの能力を最大限に引き出せない:どこまで詳細に指示すべきか分からない


これらの悩みは、まるで外国語で会話するようなものです。伝えたいことはあるのに、うまく表現できないもどかしさ。そんな悩みを解決するのが、今回ご紹介する「プロンプトジェネレーター」なのです。



🔗OpenAI公式プロンプトジェネレーター


ワンポイントTips:プロンプト作成は、AIとのコミュニケーションスキルです。上手になるほど、AIとの対話が豊かになり、より良い結果が得られます。

🦸‍♂️ OpenAI公式プロンプトジェネレーター:救世主の登場

そんなプロンプト作成の悩みを解決する救世主が登場しました。それがOpenAI公式のプロンプトジェネレーターです。


このツールは、簡単な指示から高品質なプロンプトを自動生成してくれる、まさに魔法のような存在です。使い方も驚くほど簡単です。


  1. プロンプトジェネレーターにアクセス
    PromptGenerator001.png.webp
  2. やりたいことを簡単に入力
    PromptGenerator002.png.webp
  3. 高品質なプロンプトが生成される
    画像

例えば、「商品名や特徴を入力することで、商品説明文を生成するプロンプト」と入力するだけで、AIが理解しやすい形式の詳細なプロンプトが生成されます。

詳細は次の章でご紹介します。


プロンプトジェネレーターの魅力は以下の3点です:

  1. 雑な指示でも高精度:プロンプト作成の専門知識がなくても使える
  2. AIが理解しやすい形式に自動調整:最適な構造と表現を自動で選択
  3. 日本語出力で即使える:生成されたプロンプトをそのまま利用可能


これらの特徴により、プロンプト作成の敷居が大きく下がり、誰でも簡単に高品質なプロンプトを作成できるようになりました。


ワンポイントTips:プロンプトジェネレーターは、プロンプト作成の「教科書」としても活用できます。生成されたプロンプトを分析することで、効果的なプロンプトの構造や表現を学べます。


🔗OpenAI公式プロンプトジェネレーター




🛠️ プロンプトジェネレーターの基本的な使い方

さて、実際にプロンプトジェネレーターを使ってみましょう。基本的な使い方は以下の通りです:

  1. プロンプトジェネレーターにアクセス:OpenAIの公式サイトからアクセスできます。
  2. 「Playground」を選択:右上にある「Playground」ボタンをクリックします。
    PromptGenerator001.png.webp
  3. ✦マークをクリック:ポップアップした入力欄が表示されます。
  4. やりたいことを入力:例えば、「商品名や特徴を入力することで、商品説明文を生成するプロンプト」と入力します。
    PromptGenerator002.png.webp
  5. 生成されたプロンプトを確認:AIが理解しやすい形式の詳細なプロンプトが生成されます。
    画像
  6. 必要に応じて調整:生成されたプロンプトを確認し、必要があれば微調整します。
  7. プロンプトを使用:生成されたプロンプトをコピーして、ChatGPTなどのAIアシスタントに入力します。


例えば、「商品名や特徴を入力することで、商品説明文を生成するプロンプト」と入力すると、以下のような詳細なプロンプトが生成されます:

完成したプロンプト

商品名や特徴をもとに、魅力的で説得力のある商品説明文を生成してください。

# Steps

1. 商品名を明確に理解し、その商品が何であるかを認識する。
2. 提供された商品特徴をもとに、その商品がどのような利点やユニークなポイントを持っているかを考察する。
3. 商品説明として適切な構造を組み立てる。通常は、導入部で商品の特徴や利点を紹介し、詳細な説明で深掘りし、最後に購入を促すような結論で締めくくる。
4. 読者が魅力を感じ、購入したくなるような言葉遣いを選択する。

# Output Format

商品の説明文は23段落の魅力的なテキストとして表現され、一貫したトーン、文法的な正確さ、そして消費者に向けた説得力のある内容であるべきです。

# Examples

**Input**
- 商品名 スマートウォッチX
- 特徴 心拍数モニター、30日間バッテリー、スイムプルーフ

**Output**
- 例 スマートウォッチXは、あなたのライフスタイルを革新するデバイスです。心拍数モニターにより、毎日のフィットネス目標を効果的に管理し、健康状態をモニタリングできます。加えて、30日間持続するバッテリーのおかげで、常に充電を気にする必要はありません。そして、スイムプルーフ設計により、どんなアクティビティでも安心して楽しめます。この画期的なスマートウォッチをぜひ体験してください。(実際の説明はもう少し詳細に展開)

# Notes

- 商品の対象ユーザーや使用シーンに合わせた言葉選びを心がける。
- テクニカルな専門用語を避け、一般消費者にも分かりやすく説明する。


完成したプロンプトを実行

実行するプロンプトには、説明してほしい商品名と特徴を加えてください。

私はこちらを2行追加しています。

  • 商品名: iPad Pro
  • 特徴: Liquid Retinaディスプレイ、M2チップ、Apple Pencil(第2世代)対応

PromptGenerator005.png.webp

商品名や特徴をもとに、魅力的で説得力のある商品説明文を生成してください。

商品名 iPad Pro
特徴 Liquid Retinaディスプレイ、M2チップ、Apple Pencil(第2世代)対応

# Steps

1. 商品名を明確に理解し、その商品が何であるかを認識する。
2. 提供された商品特徴をもとに、その商品がどのような利点やユニークなポイントを持っているかを考察する。
3. 商品説明として適切な構造を組み立てる。通常は、導入部で商品の特徴や利点を紹介し、詳細な説明で深掘りし、最後に購入を促すような結論で締めくくる。
4. 読者が魅力を感じ、購入したくなるような言葉遣いを選択する。

# Output Format

商品の説明文は23段落の魅力的なテキストとして表現され、一貫したトーン、文法的な正確さ、そして消費者に向けた説得力のある内容であるべきです。

# Examples

**Input**
- 商品名 スマートウォッチX
- 特徴 心拍数モニター、30日間バッテリー、スイムプルーフ

**Output**
- 例 スマートウォッチXは、あなたのライフスタイルを革新するデバイスです。心拍数モニターにより、毎日のフィットネス目標を効果的に管理し、健康状態をモニタリングできます。加えて、30日間持続するバッテリーのおかげで、常に充電を気にする必要はありません。そして、スイムプルーフ設計により、どんなアクティビティでも安心して楽しめます。この画期的なスマートウォッチをぜひ体験してください。(実際の説明はもう少し詳細に展開)

# Notes

- 商品の対象ユーザーや使用シーンに合わせた言葉選びを心がける。
- テクニカルな専門用語を避け、一般消費者にも分かりやすく説明する。


出力結果

PromptGenerator006.png.webp

iPad Proは、クリエイティブな作業からビジネス用途まで、あらゆるニーズに応える究極のデバイスです。M2チップを搭載し、パワフルなパフォーマンスを実現。マルチタスクやグラフィック処理を高速かつスムーズにこなすため、プロフェッショナルな作業もストレスなく行えます。さらに、Liquid Retinaディスプレイによる鮮明で美しい映像体験は、映像編集やイラスト制作にも最適です。

Apple Pencil(第2世代)にも対応し、まるで紙に書いているかのような自然な描き心地を提供。デザイナーやアーティスト、学生など、創造力をフルに発揮したい方にとって、必須のツールです。iPad Proはその高い性能と多機能性で、あなたのワークフローを加速させ、日々の作業を一段と快適にしてくれます。ぜひ、この先進的なデバイスを手に取り、未来の可能性を広げてください。


このプロンプトを使えば、商品説明文を効果的に生成できるAIアシスタントになります。まるで、AIに商品説明のプロフェッショナルになってもらうようなものですね♪


ワンポイントTips:生成されたプロンプトは、そのまま使うだけでなく、インプット情報を追加したり、自分のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。例えば、出力形式を変更したり、特定の業界用語を追加したりすることで、より専門的なプロンプトに仕上げることができます。



🧠 ChatGPTメタプロンプトの活用法

プロンプトジェネレーターの魔法を体験したところで、さらに一歩進んだテクニックをご紹介しましょう。それが「ChatGPTメタプロンプト」です。これは、プロンプトを生成するためのプロンプト、つまり「プロンプトのプロンプト」とも言えるものです。


メタプロンプトとは?

PromptGenerator026.png.webp

メタプロンプトって何?簡単に言うと、「プロンプトを作るためのプロンプト」なんです。ちょっと頭がくらくらしそうですね。でも心配いりません。順を追って説明していきますね。


まず、プロンプトとは、AIに指示を出すための文章のことです。例えば、「明日の天気を教えて」というのもプロンプトの一種です。

そして、メタプロンプトは、そのプロンプトをより良いものにするための特別な指示文なんです。言わば、プロンプトの先生みたいなものです。

例えば、こんな感じです:

これから私が入力する内容を、詳細で分かりやすいプロンプトに変換してください。専門用語は避け、具体例を含め、段階的な指示を心がけてください。

これがメタプロンプトです。このメタプロンプトを使うと、あなたが簡単な指示を出しても、AIがそれを詳細で使いやすいプロンプトに変換してくれるんです。


そして、今回紹介するのはOpenAI公式のプロンプトジェネレーターの「メタプロンプト」や、Claudeにもあるプロンプトジェネレーターの「メタプロンプト」です。

これがあれば、たとえプロンプトジェネレーターがなくなってしまっても、その中身があるためAIに投げれば簡単に高精度なプロンプトが作り出せます。


また、以前の記事では「Anthropic Console」で使えるプロンプトジェネレーターについて紹介しましたが、プロンプト生成にはAPI料金が発生しました。

しかし、今回は両社のメタプロンプトがあるため、無料でプロンプトが生成できてしまいます。とっても嬉しいですね!


メタプロンプトを使うと、どんな良いことがあるのでしょうか?

PromptGenerator027.png.webp

  1. 時間の節約 完璧なプロンプトを考えるのに時間をかける必要がありません。
  2. 質の向上 AIの能力を最大限に引き出す、効果的なプロンプトが作れます。
  3. 学習効果 メタプロンプトを使ううちに、良いプロンプトの作り方が学べます。
  4. 多様な用途 宿題の手伝いから、創作活動のアイデア出しまで、幅広く使えます。
  5. 失敗の減少 的確なプロンプトにより、AIからのより適切な回答が得られます。


例えば、「江戸時代について教えて」という簡単な指示を、メタプロンプトを使ってAIに与えると、AIは次のようなより詳細なプロンプトに変換するかもしれません:

「江戸時代(1603年〜1868年)について、以下の観点から説明してください:

政治体制(幕藩体制)の特徴

経済システム(米本位制、株仲間など)

文化の発展(浮世絵、歌舞伎など)

社会構造(士農工商)

外交政策(鎖国とその影響)

各項目について、具体的な例を挙げながら、高校生にも分かりやすく説明してください。また、現代の日本社会にどのような影響を与えているかについても触れてください。」


このように、メタプロンプトを使えば、簡単な指示から詳細で効果的なプロンプトが作れるんです。これであなたも、AIとのコミュニケーションの達人になれること間違いなしですね!


ChatGPTメタプロンプトを使ってみよう

ChatGPTのメタプロンプトを使うと、より高度で柔軟なプロンプト生成が可能になります。


🔗ChatGPTのメタプロンプト


公開されているメタプロンプトをそのまま使うと、JSON形式で出力されることがあり、一般的には使いにくいです

PromptGenerator007.png.webp

ChatGPTをより使いやすくするために、私の方で一部修正したものがこちらです:

Understand the Task Grasp the main objective, goals, requirements, constraints, and expected output.
- Minimal Changes If an existing prompt is provided, improve it only if it's simple. For complex prompts, enhance clarity and add missing elements without altering the original structure.
- Reasoning Before Conclusions Encourage reasoning steps before any conclusions are reached. ATTENTION! If the user provides examples where the reasoning happens afterward, REVERSE the order! NEVER START EXAMPLES WITH CONCLUSIONS!
- Reasoning Order Call out reasoning portions of the prompt and conclusion parts (specific fields by name). For each, determine the ORDER in which this is done, and whether it needs to be reversed.
- Conclusion, classifications, or results should ALWAYS appear last.
- Examples Include high-quality examples if helpful, using placeholders [in brackets] for complex elements.
- What kinds of examples may need to be included, how many, and whether they are complex enough to benefit from placeholders.
- Clarity and Conciseness Use clear, specific language. Avoid unnecessary instructions or bland statements.
- Formatting Use markdown features for readability. DO NOT USE ``` CODE BLOCKS UNLESS SPECIFICALLY REQUESTED.
- Preserve User Content: If the input task or prompt includes extensive guidelines or examples, preserve them entirely, or as closely as possible. If they are vague, consider breaking down into sub-steps. Keep any details, guidelines, examples, variables, or placeholders provided by the user.
- Constants: DO include constants in the prompt, as they are not susceptible to prompt injection. Such as guides, rubrics, and examples.
- Output Format: Explicitly the most appropriate output format, in detail. This should include length and syntax (e.g. short sentence, paragraph, rendered, etc.)
- For tasks outputting well-defined or structured data (classification, rendered, etc.) bias toward outputting a rendered.
- JSON should never be wrapped in code blocks (```) unless explicitly requested.

The final prompt you output should adhere to the following structure below. Do not include any additional commentary, only output the completed system prompt. SPECIFICALLY, do not include any additional messages at the start or end of the prompt. (e.g. no "---")

[Concise instruction describing the task - this should be the first line in the prompt, no section header]

[Additional details as needed.]

[Optional sections with headings or bullet points for detailed steps.]

# Steps [optional]

[optional a detailed breakdown of the steps necessary to accomplish the task]

# Output Format

[Specifically call out how the output should be formatted, be it response length, structure e.g. rendered, markdown, etc]

# Examples [optional]

[Optional 1-3 well-defined examples with placeholders if necessary. Clearly mark where examples start and end, and what the input and output are. User placeholders as necessary.]
[If the examples are shorter than what a realistic example is expected to be, make a reference with () explaining how real examples should be longer / shorter / different. AND USE PLACEHOLDERS! ]

# Notes [optional]

[optional edge cases, details, and an area to call or repeat out specific important considerations]

# アウトプット
・完成したプロンプトはMarkdown形式でコードブロック出力すること
・日本語で出力すること

このメタプロンプトを使用することで、より構造化された、AIが理解しやすいプロンプトを生成できます。


実際に使ってみましょう

  1. ChatGPTにそのまま上記のプロンプトを貼り付け
    PromptGenerator008.png.webp
  2. 作りたいプロンプトを入力
    例)会議効率化のための予備調査・事前準備の項目を洗い出しを行うプロンプト
    PromptGenerator009.png.webp
  3. プロンプトが完成
    PromptGenerator010.png.webp
タスク内容 会議の効率化を図るために、予備調査や事前準備に必要な項目を洗い出す。

・会議の目的、参加者の役割、必要な資料、タイムラインなどを整理し、会議当日に必要な事項をリスト化する。
・事前に調査が必要な内容を把握し、調査を実施するステップを明確にする。
・参加者が効率よく準備できるよう、事前に行うべき準備事項を段階的に示す。
・事前に共有すべき情報や資料、また質問項目を洗い出し、共有のタイミングを設定する。

# 手順

1. **会議の目的を明確にする**
- 会議の目的は何か?期待される結果は何か?
- 目的達成のために会議で議論すべき主なトピックは何か?

2. **参加者の役割を整理する**
- 誰が会議に参加するのか?
- 各参加者の役割や貢献が期待されている内容は何か?

3. **必要な資料と情報の準備**
- どのような資料が必要か?例えば、過去のレポート、データ、調査結果など。
- どの資料が事前に共有されるべきか?

4. **事前調査の実施項目を洗い出す**
- 会議で決定や議論に必要なデータ、調査内容は何か?
- 誰がその調査を行い、いつまでに完了させるのか?

5. **タイムラインの作成**
- 会議に向けた準備のために、いつまでに何を完了させるべきか?
- 資料の共有、アジェンダの送付、調査結果の報告など、タイムラインを明確にする。

6. **質問項目や論点の整理**
- どのような質問や課題が会議の中で重要になるか?
- 議論の前提となる情報や視点を事前に整理し、必要であれば参加者と共有する。

7. **事前共有するべき事項の確認**
- 参加者が事前に把握しておくべき情報は何か?いつ、どのように共有するか?

# 出力形式

出力はリスト形式で、各ステップが箇条書きで明確に示されること。また、各ステップごとに具体的なタスクや考慮すべき事項が含まれていること。

# 例

- **会議の目的** 新プロジェクトの開始に向けたステップ確認、役割分担の決定
- **参加者** プロジェクトマネージャー、マーケティング担当、開発チームリーダー
- **必要な資料** プロジェクト計画書、マーケティングリサーチ結果、開発スケジュール案
- **事前調査** 競合他社の状況を調査し、比較データを用意する(担当 マーケティング、期限 会議の3日前)
- **タイムライン** 会議の5日前にアジェンダを共有、会議の2日前に資料を送付
- **質問項目** 予算の配分に関する具体的な数値確認、各チームの役割分担についての提案

# 注意事項

- 会議の種類や規模によって、準備する資料や調査内容が変わる可能性があることを考慮する。
- 短時間の会議でも事前準備が不十分だと効率が下がるため、準備時間をしっかりと確保することが重要。

これをゼロから作るのは大変ですが、「メタプロンプト」があるためChatGPTの力でサクッと完成できます。


また、こちらはChatGPT限定ではなく、ClaudeやGeminiに仕込んで同じように使うこともできます。

Claude Projects機能への組み込み方

ClaudeのProjects機能を使えば、メタプロンプトを効率的に活用できます。

ClaudeのProject機能とは??という方は、一度こちらの記事をサラッと読んでみてください。


以下の手順で設定しましょう:

PromptGenerator011.png.webp

  1. Claudeにログインし、「Create Project」をクリック
  2. プロジェクト名を入力(例:「ChatGPT最強プロンプトジェネレーター」
  3. 「Set Custom Instructions」セクションにメタプロンプトを入力
  4. プロジェクト内で新しい会話を開始し、プロンプト生成の要求を入力


Google AI StudioのSystem Instructionsへの組み込み方

Google AI Studioでも同様にメタプロンプトを活用できます:

Google AI Studioは誰でも無料に使える高性能なAIです。ClaudeのProject機能は月額課金が必要ですので、無料で試したい方はこちらがオススメです。

Google AI Studioとは?という方はこちらの記事が読んでみてください。


以下の手順で設定します

  1. Google AI Studioにアクセス
  2. 画面上部の「System Instructions」セクションを見つける
    PromptGenerator012.png.webp
  3. メタプロンプトと作りたいプロンプトを入力
    例)会議効率化のための予備調査・事前準備の項目を洗い出しを行うプロンプト
    PromptGenerator014.png.webp
  4. プロンプトを入力すれば、完成!


完成したプロンプト

会議効率化のための予備調査・事前準備項目を洗い出す

## 詳細

このプロンプトは、会議の効率化を図るための予備調査と事前準備の項目を網羅的に洗い出すことを目的としています。会議の目的、参加者、議題などを考慮し、時間やリソースを最大限に活用するための具体的なアクションアイテムを提案してください。

## ステップ

1. **会議の目的の明確化** 会議の開催目的を具体的に記述します。何を達成したいのか、どのような成果物を期待するのかを明確にします。
2. **参加者の役割** 参加者それぞれが会議においてどのような役割を担うのかを明確にします。
3. **議題の設定** 具体的な議題を設定します。各議題について、事前に必要な情報や資料があればリストアップします。
4. **事前準備** 会議をスムーズに進めるために必要な事前準備をリストアップします。例えば、資料の準備、参加者への事前連絡、会議室の確保などが挙げられます。
5. **予備調査** 事前準備に加えて、会議のテーマに関する予備調査が必要であれば、その内容を具体的に記述します。例えば、市場調査、競合分析、過去の事例調査などが挙げられます。


# 出力フォーマット

以下のフォーマットで出力してください。箇条書きを用いて、各項目を具体的かつ簡潔に記述してください。

* **会議の目的** [会議の目的]
* **参加者** [参加者名] - [役割]
* **議題**
* [議題1] - [必要な情報・資料]
* [議題2] - [必要な情報・資料]
* ...
* **事前準備**
* [事前準備1]
* [事前準備2]
* ...
* **予備調査**
* [予備調査1]
* [予備調査2]
* ...


# 例

## 例1:新製品開発に関する会議

* **会議の目的** 新製品のコンセプトを決定する
* **参加者**
* プロダクトマネージャー - 会議の進行、コンセプト決定
* マーケター - 市場調査結果の報告、ターゲット顧客の分析
* デザイナー - デザイン案の提案
* **議題**
* 市場調査結果の共有 - 最新の市場動向資料
* ターゲット顧客の選定 - 顧客セグメント分析資料
* コンセプト案の検討 - 各メンバーが事前に作成したコンセプト案
* **事前準備**
* 各参加者は事前にコンセプト案を作成し、共有フォルダにアップロードする
* マーケターは市場調査結果をまとめた資料を作成する
* **予備調査**
* 競合製品の分析


## 例2:営業戦略会議(簡易版、実際の例ではより詳細な情報が必要になります)

* **会議の目的** 来期の営業戦略を策定する
* **参加者**
* 営業部長 - 会議の進行、戦略決定
* 営業担当 - 現場の状況報告、課題の共有
* **議題**
* 前期の営業実績の振り返り - 営業実績データ
* 現状の課題と今後の展望 - 顧客からのフィードバック
* 来期の営業戦略 - 各営業担当が事前に作成した戦略案
* **事前準備**
* 各営業担当は事前に来期の営業戦略案を作成する
* 営業部長は前期の営業実績データをまとめる
* **予備調査**
* 最新の市場動向


# メモ

* 予備調査は必ずしも必要なわけではありません。会議の目的や議題によっては省略可能です。
* 事前準備は、会議をスムーズに進めるために非常に重要です。可能な限り詳細にリストアップしてください。
* 参加者の役割を明確にすることで、会議中の議論が活性化し、より良い結果に繋がります。

# アウトプット
・完成したプロンプトはMarkdown形式でコードブロック出力すること
・日本語で出力すること

かなり精度の高いプロンプトが生成されて驚きました…


ワンポイントTips:メタプロンプトは、一度設定すれば繰り返し使用できます。定期的に更新や改善を行うことで、より効果的なプロンプト生成が可能になります。


ChatGPTメタプロンプトを活用することで、プロンプト生成の質と効率を大幅に向上させることができます。次のセクションでは、Claudeメタプロンプトについて詳しく解説し、さらに高度なプロンプト生成テクニックをご紹介します。


🤖 Claudeメタプロンプトの紹介

ChatGPTメタプロンプトの魅力を感じていただけたでしょうか?ここでは、もう一つの強力なツール、Claudeメタプロンプトについてご紹介します。


Claudeメタプロンプトは、Anthropic社が開発したAIアシスタント「Claude」に最適化されたメタプロンプトです。ChatGPTと同様に高度な自然言語処理能力を持つClaudeですが、その特性を最大限に引き出すためには、専用のメタプロンプトを使用するのが効果的です。


以前の記事で「Anthropic Console」で使えるプロンプトジェネレーターについて紹介しましたが、プロンプト生成にはAPI料金が発生しました。

しかし、今回はその中身である「メタプロンプト」のため、これを使うことで、無料でプロンプトが生成できてしまいます。


Claudeメタプロンプトは1万文字を超えていますので、こちらのリンクに格納しました。

PromptGenerator017.png.webp

🔗claude-prompt-generatorのメタプロンプト


このメタプロンプトは、Claudeの特性を考慮して設計されており、より詳細で構造化された指示を生成することができます。

Claude Projects機能への組み込み方

Claudeメタプロンプトを活用するには、Projects機能を使用するのが効果的です。手順は以下の通りです:

PromptGenerator018.png.webp

  1. Claudeの「Projects」機能にアクセス
  2. 新しいプロジェクトを作成し、名前を付ける(例:「Claude専用プロンプト生成」)
  3. 「カスタムインストラクション」セクションにClaudeメタプロンプトを貼り付ける
  4. 「保存」をクリックして設定を完了
  5. プロジェクト内で新しい会話を開始し、プロンプト生成の要求を入力


使用例

「企画書を作る」と入力しただけで、以下のプロンプトが生成されました

PromptGenerator019.png.webp
――――
完成したプロンプト
※inputsの部分に情報を追加すればOK
――――

<Inputs>
[企画テーマ]
[対象読者]
[企画の目的]
</Inputs>

<Instructions Structure>
1. 企画テーマ、対象読者、企画の目的の説明
2. 企画書の構成要素の説明
3. 各構成要素の詳細な説明と作成手順
4. 全体的なアドバイスと注意点
5. 企画書作成の指示
</Instructions>

<Instructions>
あなたは企画書作成のエキスパートです。以下の情報をもとに、優れた企画書を作成するための詳細な手順を提供してください

<企画テーマ>
[企画テーマ]
</企画テーマ

<対象読者>
[対象読者]
</対象読者>

<企画の目的>
[企画の目的]
</企画の目的>

まず、企画書の主要な構成要素について説明します

1. タイトル
2. 概要
3. 背景と目的
4. ターゲット分析
5. 企画内容
6. 実施計画
7. 予算
8. 期待される効果
9. リスク分析と対策

次に、各構成要素の詳細な説明と作成手順を提供します

1. タイトル
- 企画の内容を端的に表現する
- 興味を引く魅力的な言葉を使用する
- 簡潔で分かりやすくする

2. 概要
- 企画の要点を200-300字程度でまとめる
- 5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように)を意識する
- 読み手が興味を持つように魅力的に書く

3. 背景と目的
- 企画が必要となった背景を説明する
- 現状の課題や問題点を明確にする
- 企画の目的を具体的に述べる

4. ターゲット分析
- 対象となる顧客や市場を明確にする
- ターゲットの特徴、ニーズ、行動パターンを分析する
- なぜそのターゲットを選んだのか理由を説明する

5. 企画内容
- 企画の具体的な内容を詳細に説明する
- 特徴や強みを明確にする
- 図表やイメージを用いて視覚的に表現する

6. 実施計画
- 企画の実施スケジュールを作成する
- 各段階での具体的なアクションを記述する
- 担当者や必要なリソースを明確にする

7. 予算
- 必要な費用を項目ごとに詳細に記載する
- 収支計画を立てる
- 投資対効果(ROI)を示す

8. 期待される効果
- 企画実施によって得られる具体的な効果を記述する
- 可能な限り数値化して表現する
- 短期的効果と長期的効果を区別して説明する

9. リスク分析と対策
- 想定されるリスクを洗い出す
- 各リスクの影響度と発生確率を評価する
- リスクへの対策を具体的に記述する

全体的なアドバイス
- 論理的で一貫性のある構成にする
- データや事実に基づいて説明する
- 読みやすいレイアウトと適切な文章量を心がける
- 専門用語は必要最小限に抑え、使用する場合は説明を加える
- 視覚資料(グラフ、表、図)を効果的に活用する

これらの要素と手順を踏まえて、与えられた企画テーマ、対象読者、企画の目的に沿った企画書を作成してください。各セクションの内容を<section>タグで囲み、セクション名を明記してください。例えば

<section name="タイトル">
[タイトルの内容]
</section>

企画書全体を<企画書>タグで囲んでください。完成した企画書を提示する前に、<思考プロセス>タグ内で企画書の構成や内容についてあなたの考えをまとめてください。

それでは、優れた企画書の作成を開始してください。
</Instructions>


作成したプロンプトを使う

インプットに入力した情報はこちら

PromptGenerator020.png.webp

<Inputs>
[企画テーマ]
AIアバターと学ぶ次世代英会話アプリ「Praktika+(プラクティカプラス)」
[対象読者]
- 従来の学習に飽きた10代後半~30代前半
- 効率的な英語学習を求めるビジネスパーソン
- オンラインで会話練習したい学習者
[企画の目的]
1. 効果的な英語力向上
- AIによる個別最適化学習
- リアルな会話練習環境の提供
2. 学習意欲の維持
- 多様なトピックとゲーミフィケーション
- 間違いを恐れない安心な練習環境
3. 学習効果の明確化
- AIによる能力評価とフィードバック
- 進捗状況の可視化
</Inputs>


作成したプロンプトを使って実行した結果

非常に長文で出力されましたので、冒頭の画像のみシェアします。

PromptGenerator021.png.webp
PromptGenerator022.png.webp

Google AI StudioのSystem Instructionsへの組み込み方

Google AI Studioでも、Claudeメタプロンプトを活用できます:

こちらの方法は前章で紹介していますので、System Instructionsにメタプロンプトを仕込んで実行してみてください。

PromptGenerator012.png.webp
無料で使えますので、本当にオススメです。


🔗Google AI Studio


ワンポイントTips:Claudeメタプロンプトは、特にClaudeの強みである倫理的配慮や詳細な指示の理解に優れています。複雑なタスクや繊細な対話が必要な場合に特に効果を発揮します。


Claudeメタプロンプトを活用することで、より洗練された、Claudeの特性に最適化されたプロンプトを生成できます。これにより、AIとのコミュニケーションがさらに円滑になり、より高度なタスクにも対応できるようになります。

次のセクションでは、有料購読者限定のコンテンツとして、さらに高度なプロンプト生成テクニックと実践的な活用例をご紹介します。プロンプト作成のプロフェッショナルを目指す方は、ぜひご覧ください。


🔍 有料エリアプレビュー:プロンプトマスターへの道

PromptGenerator023.png.webp
プロンプト生成の基本を学んだ今、さらなる高みを目指す準備はできていますか?ここからが一番の差別化ポイントです。


有料エリアでは、プロンプトジェネレーターで出力されたプロンプトを”使う”だけではなく、構造を理解して”カスタムする”ことを目指します。

より高度で実践的な内容をご用意していますが、あまり専門的になりすぎず、要素を分解しながら紹介していきます。


以下のような魅力的なコンテンツをご紹介します:

  • プロンプトジェネレーターで作成した高品質ビジネスプロンプト集
  • 生成されたプロンプトの構造解析とカスタマイズテクニック
  • 各AIツールの特性を活かしたプロンプト最適化戦略
  • プロンプトエンジニアリングの今後の展望


これらの内容を学ぶことで、あなたのプロンプト作成スキルは飛躍的に向上するでしょう。ビジネスシーンでのAI活用、複雑なタスクの効率化、さらには新しいアイデアの創出まで、プロンプトの力を最大限に引き出すことができるようになります。

プロンプトマスターへの道は、ここから始まります。AI時代を先導するスキルを、一緒に磨いていきましょう!



📝 発行者

テツメモ|tetumemo(Xアカウント)


テツメモ|tetumemo(リンク集)


noteでも、たまにAIなどの記事を書いています。


💡Perplexity Pro(初月10ドルの紹介コード)私の一押しサービス!