こんにちは、テツメモです。今回は、Claude 3.5 Sonnetの新機能「Remix」について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
You can now publish, share, and remix artifacts.
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Alex Albert @alexalbert__
Let's see what the coolest artifacts people have made are. Reply with your favorites below. pic.twitter.com/aT5l5bjTV8— Alex Albert (@alexalbert__) July 9, 2024
Claude Artifactの新機能「Remix」は、AI生成コンテンツを再利用・カスタマイズする革新的なツールです。他のユーザーが作成したArtifactsを基に、専門知識がなくても高度なAI成果物を自分のニーズに合わせて調整できます。
AIの世界は日々進化していますが、その中でもRemix機能は特に注目に値します。この機能によって、AIとの協働が新しい次元に到達したからです。
Remix機能は、簡単に言えば「他の人が作ったAIの成果物を自分用にカスタマイズできる」機能です。これにより、プログラミングやデザインの知識がなくても、高度なAI成果物を自分のニーズに合わせて調整できるようになりました。
📝【週刊ニュースレター発行】今日から始めるAI生活
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
「ゼロからクリエイトする時代は終わり:Claude ArtifactsのRemix機能で実現するAI時代の効率的創造とは?」
Claude ArtifactsのRemix機能が切り開く、AIとの新しい協働の形。… https://t.co/AkRNpNQaqJ pic.twitter.com/nsqP8smGh8— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 28, 2024
例えば、こんなことができるようになります:
これらすべてが、専門知識なしで可能になるのです!
このニュースレターでは、Remix機能の基本から応用まで、初心者の方にも分かりやすくご説明します。AIツールを使いこなし、仕事や日常生活をより効率的で創造的なものにしていくためのヒントをお伝えします。
さあ、AIとの新しい協働の形を一緒に探検していきましょう!
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次の章では、Remix機能の基本的な概念と特徴について詳しく見ていきます。Remix機能がどのように動作し、どんな利点があるのか、具体例を交えて解説していきます。
Remix機能は、Claude 3.5 Sonnetの新しい「Artifacts(アーティファクト)」機能の一部として導入されました。この章では、Remix機能の基本的な概念と特徴を詳しく見ていきましょう。
💡その前に…
Claudeについてあまり聞いたことが無い方は、読み進める前に以下の記事で予習をオススメします 👇️
【仕事効率化】もう限界?高性能AI「Claude 3.5 Sonnet」 が仕事を救う! |
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AI革命の次なる一手!ClaudeのProjects機能で生産性が爆上がり |
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例えば、あるユーザーが美しいデータ可視化のグラフを作成したとします。Remix機能を使えば、そのグラフのデザインやレイアウトはそのままに、自分のデータを反映させた新しいグラフを簡単に作成できるのです。
💡試しに、膨らむAIサービスのサブスクを管理するため、「AIツール料金計算くん」をRemixで作成しました。
サービスごと料金の割合で円グラフが自動生成されます。
📝すぐるさん作「AIツール料金計算くん」が超便利!
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
スマホで使えるようにRemixしました✨
- 主要AIツールをチェック
- リストに無いツールをカスタム追加
- 美しい円グラフが完成
- 年間・月間が一目瞭然
AIツール系は変化が激しいので、月額登録がオススメ💪 https://t.co/jasvm2qmTT pic.twitter.com/NuLVZzNFps— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 11, 2024
Artifactsは、Claudeが生成したコード、文書、グラフなどの成果物のことを指します。これらはClaude 3.5 Sonnetの新機能で、AIとのやり取りの結果を保存し、再利用できるようにしたものです。
Remix機能は、これらのArtifactsを再利用し、カスタマイズするためのツールです。つまり、Artifactsが「作品」だとすれば、Remix機能は「作品を編集するためのツール」といえるでしょう。
Remix機能には、以下のような特徴と利点があります:
他のユーザーが作成したArtifactsを簡単に共有し、再利用できます。これにより、アイデアの共有や、優れた成果物の活用が容易になります。例えば、プロジェクト管理のためのカンバンボードのテンプレートを見つけたら、それを自分のプロジェクト用にカスタマイズして使うことができます。
💡福利計算機のArtifactをあきらパパさんが高度にRemix!
【Artifactすげえ共有だけじゃなくRemixできるやん🤩w】
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あきらパパ【生成AI活用エンジニア&3児のパパ】 @akira_papa_IT
テツメモ( @tetumemo )さんが共有されてる複利計算機Artifactを
自分のClaudeでアレンジできた動画添付⭐️(税支出もつけてみた)
追加プロンプトこれだけ
「税金の支出の計算も含めて再度作り直して」
いやRemixて最高かよ😆 音楽じゃんか🎵… https://t.co/xRALkWxC4d pic.twitter.com/dEgoB9gpVv— あきらパパ【生成AI活用エンジニア&3児のパパ】 (@akira_papa_IT) July 9, 2024
共有されたArtifactsをリアルタイムで編集し、カスタマイズできます。変更の結果をすぐに確認できるので、試行錯誤が容易です。ウェブサイトのデザインを編集する場合、色やフォント、レイアウトの変更をリアルタイムで確認しながら進められるのです。
プログラミングコード、文書、グラフ、プレゼンテーションなど、様々な種類のコンテンツに対応しています。例えば:
他の人の成果物を参考にしながら、自分のアイデアを発展させることができます。これは、特に初心者にとって大きな学習の機会となります。例えば、経験豊富なデータサイエンティストが作成した複雑なデータ分析のノートブックを見ることで、高度な分析手法を学ぶことができます。
💡Anthropic公式のArtifact共有サイトもあります 👇️
Anthropic公式のArtifact共有サイト 👇️https://t.co/Z7uDBNqimv— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 28, 2024
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
ゼロから作り始めるのではなく、既存の優れた成果物を基にカスタマイズできるので、作業の効率が大幅に向上します。例えば、新しいマーケティングキャンペーンを始める際、過去の成功事例のテンプレートを使うことで、企画の立案から実行までの時間を大幅に短縮できるでしょう。
Remix機能の力をより具体的に理解するために、いくつかの実際の使用例を見てみましょう:
Artifactで作り込んだランディングページのテンプレートや図解を見つけたとします。Remix機能を使えば、色彩やレイアウトはそのままに、テキストや画像を自社の製品に合わせて変更できます。HTMLやCSSの知識がなくても、精度の高いウェブサイトや図解が作れるのです。
💡美しいインフォグラフィック図解
📝Claude Artifactで作るインフォグラフィックシリーズ Vol.1
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
インフォグラフィックでまとめると、情報が整理されて伝えやすい♪
気軽にRemixしてみてください。
「生成AIがビジネスに与える効果」について
公開リンクはリプ欄へ ↓ https://t.co/eZB4WgtNEV pic.twitter.com/K660H5YaaO— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 12, 2024
株価予測のための複雑な分析モデルを誰かが共有していたとします。Remix機能を使えば、そのモデルの基本構造はそのままに、入力データを自分が分析したい銘柄のものに変更できます。データサイエンスの深い知識がなくても、高度な分析が可能になります。
💡サイバーエージェント 2024年9月期第2四半期 財務ダッシュボード
📝ClaudeのArtifactでグラフ表現するならどれ?
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
①- HTML
②- React
③- SVG
私もIT naviさんと同じく、HTML形式が好きです。出力も安定♪
Reactも良いのですが…結構出力に失敗することがあり
以下はサイバーエージェントの2024年9月期決算短信分析をしました
リプ欄にシェアします👇️ https://t.co/GJWx77UZWcpic.twitter.com/r6oAxU7JCj— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 14, 2024
Artifactが作成したプロフェッショナルなプレゼンテーションのテンプレートを見つけたとします。Remix機能を使えば、スライドのデザインや構成はそのままに、コンテンツを自分のプレゼンテーションに合わせて変更できます。プレゼンテーションスキルが向上し、聴衆を魅了するスライドが作れるでしょう。
📝生成AI、特にClaude使う人に絶対に役立つのが「スマホでウェブページのフルスクショを撮る方法」
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テツメモ|AI図解×検証|Newsletter @tetumemo
これがわかると、URL情報が取れないClaudeでも、画像から情報取得できる!
結果、「生成AIの個人利用、日本は9%どまり 中国・米国と大差」の記事を見やすくスライド化できた
詳細はリプ欄へ 👇 https://t.co/Z35mTIERJupic.twitter.com/yH37AnGgbl— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) July 5, 2024
Remix機能は、AIとの協働を新しいレベルに引き上げる可能性を秘めています。次の章では、この機能の具体的な使い方を見ていきましょう。
プログラミングやデザインの専門知識がなくても、高度なAI成果物を自分のニーズに合わせてカスタマイズできるRemix機能。この革新的なツールを使いこなすことで、あなたの創造性と生産性は大きく向上するでしょう。次章では、実際にRemix機能をどのように使用するのか、その具体的な手順を解説していきます。
Remix機能は、Claude 3.5 Sonnetの強力な機能の一つです。この機能を使うことで、他のユーザーが作成したArtifactを基に、自分だけのバージョンを作成できます。以下に、Remix機能の具体的な使用手順を説明します。
shimayuz@さんの作成したMindMap
マインドマップを無料で使いたい人は全員Claude触って。AIにワークフローを渡したら1分で動画のようなマインドマップが完成。仕事もAIの使い方も10倍効率化できる。マインドマップを作るArtifactsをリプ欄に置いておく。みんな使ってみて。 pic.twitter.com/6qSUyGhybg— shimayuz@AIクリエイター&ChatGPT講師 (@Shimayus) July 25, 2024
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shimayu @Shimayus
3. Remixの開始:
4. 新しいチャットでのRemix:
5. Remix案の提案:
6. Remixの実行:
例えば、上記で紹介したような企画書作成用のマインドマップをRemixする場合:
これらの変更を提案として受け取り、好みのアイデアを選んでRemixを実行できます。
ちなみに、1を実行した結果です。 👇️
少しレイアウトが崩れているので、試しにRemixで修正してみてください♪
1,進捗管理機能を追加:各項目に「未着手」「進行中」「完了」などのステータスを付け加える。
Remix機能を使うことで、他者のアイデアを基に新しい創造を生み出すことができます。最初は小さな変更から始め、徐々に大胆なカスタマイズにチャレンジしていくのがコツです。
次の章では、Remix機能のより具体的な活用事例を紹介します。様々な分野でどのようにRemix機能が活用されているのか、実例を交えて解説していきます。
Remix機能は多岐にわたる分野で活用できる非常に柔軟なツールです。
前章の「Remix機能の実際の使用例」で詳しく紹介済みですので、ここではRemixで指示する際のプロンプト事例を紹介します。
ClaudeのArtifactsで高品質なLP作りました!
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吉波拓夢 | DiningX CTO @yoshi8__
デザイン性が高いとテンション上がりますね🙌
URLを公開しているのでぜひ!↓ pic.twitter.com/W5CLL00XW1— 吉波拓夢 | DiningX CTO (@yoshi8__) July 27, 2024
【毎日ゲーム投稿29日目】
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gim @gimu_ai
Claude3.5で育成ゲームを作りました!
犬にリンゴをあげたら大きくなっていくゲームです。
犬に自然な動きをさせるのが、思ったより大変でしたw
リンクはリプ欄に貼っておきます! pic.twitter.com/UesLj4RfkG— gimu@AI×ゲーム開発 (@gimu_ai) July 28, 2024
🔗毎日ゲーム投稿しているgimuさんが作成した「育成ゲーム」
これらの事例は、Remix機能の多様な可能性を示しています。既存のArtifactを基に、ビジネスニーズや個人の要求に合わせてカスタマイズすることで、より効果的で効率的なツールを作成できます。
Remix機能の真の力は、アイデアの共有とイノベーションの促進にあります。他のユーザーが作成したArtifactを「リミックス」することで、新しいアイデアが生まれ、それがさらに別のユーザーによってリミックスされる――このサイクルが、創造性と効率性の向上につながるのです。
次の章では、Remix機能のより高度な活用法について、Projects機能との連携を中心に解説します。
また、「AI革命の次なる一手!ClaudeのProjects機能で生産性が爆上がり」の記事では「スライド作成bot」や「図解作成bot」の作り方のみの公開でしたが、この先では実際にRemix可能なURLを有料読者限定で公開します。
※この先シェアされるURLはあなただけに留めておいてください。
これにより、さらに強力で効率的なRemixをお楽しみいただけます。
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