今回のニュースレターでは、私たちの生活やビジネスに欠かせない検索エンジンについてお話ししたいと思います。
すでに「ググる」で定着してきているGoogle検索は長年にわたって私たちの情報収集を支えてきましたが、近年、新たな選択肢として注目を集めているのがPerplexityです。
Perplexityは、生成AIを組み込んだ対話型検索エンジンを駆使し、AIを組み合わせ、ユーザーのニーズに合わせたパーソナライズされた検索体験を提供します。このニュースレターでは、PerplexityとGoogle検索を比較し、Perplexityが優れている点を具体的な使用例とともにご紹介します。
また、Perplexityを最大限に活用するためのヒントもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。きっと、あなたの情報収集の方法が変わるはずです。それでは、早速Perplexityの世界に飛び込んでみましょう!
Google検索は、膨大なウェブページをインデックス化し、キーワードベースの検索結果を提供します。しかし結果はSEO対策されたページや、信憑性の低い情報も上位表示されてしまうこともしばしば・・・。
一方、Perplexityは、生成AIを組み込んだ対話型検索エンジンを用いて、ユーザーの質問の意図を理解し、より正確で関連性の高い回答を提供します。
検索性においてPerplexityの優れた点は、以下の3つに集約されます。
少しタイムリーなニュースをPerplexityで検索してみましょう。
通常は無料で使えますので、こちらからアクセスして試してみてください。
小林製薬の紅麹関連製品の問題について、現在分かっている主な情報をまとめます。
## 自主回収の対象製品
小林製薬は以下の3つの製品の自主回収を3月22日から開始しました[2][3]。
- 紅麹コレステヘルプ
- ナイシヘルプ+コレステロール
- ナットウキナーゼさらさら粒GOLD
大阪市はこれらの製品について、製造年月日やロット番号に関わらず全ての回収を命じる行政処分を出しました[2]。
## 健康被害の状況
これまでに紅麹関連製品を摂取した4人が死亡し、100人以上が入院しているとのことです[2]。亡くなった方全員が「紅麹コレステヘルプ」を摂取後に腎臓に症状を抱えていたことが分かっています[2][3]。ただし現時点で因果関係は不明です。
## 原因の調査
小林製薬は一部の原料から「意図しない物質」が検出されたと発表し[2]、複数の大学に独立した分析を依頼中とのことです[2]。2月の検査では有毒物質は検出されなかったそうです[2]。
## 他社製品への影響
小林製薬の紅麹原料を使用していた他社の食品でも自主回収の動きが広がっています。パン、味噌、せんべい、漬物など、様々な商品が対象となっています[1][4]。
## 消費者・事業者への対応
厚労省と消費者庁は合同で電話相談窓口を設置し[1]、小林製薬も健康相談受付センターを開設しています[3]。対象製品を持っている人は摂取を中止し、体調不良の場合は相談するよう呼びかけています[1][3]。
政府や小林製薬は調査を進めながら、消費者の安全確保に努めています。今後も新たな情報が明らかになる可能性があります。
Citations
[1] https//www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20240327c.html
[2] https//www.cnn.co.jp/world/35217131.html
[3] https//www.kobayashi.co.jp/info/20240329/
[4] https//www.tokyo-np.co.jp/article/318171
[5] https//www.kobayashi.co.jp/info/20240328/
[6] https//www.youtube.com/watch?v=NycsDoZmXGk
[7] https//www.yomiuri.co.jp/economy/20240330-OYT1T50177/
[8] https//www.caa.go.jp/notice/entry/036992/
■追加指示で簡単に結果を英語に変換
Here is a summary of the main information currently known about the issues with Kobayashi Pharmaceutical's red yeast rice products, translated into English.
## Products subject to voluntary recall
On March 22nd, Kobayashi Pharmaceutical began a voluntary recall of the following three products
- Red Yeast Rice Choleste Help
- Night Help + Cholesterol
- Nattokinase Sarasara Grain GOLD
The Osaka City government issued an administrative disposition ordering the recall of all these products, regardless of the date of manufacture or lot number.
## Health damage situation
So far, 4 people who took red yeast rice products have died, and more than 100 have been hospitalized. It has been found that all of the deceased had kidney symptoms after taking "Red Yeast Rice Choleste Help". However, the causal relationship is currently unknown.
## Investigation of the cause
Kobayashi Pharmaceutical announced that "unintended substances" were detected in some of the raw materials and has requested independent analyses from multiple universities. Toxic substances were apparently not detected in the February inspection.
## Impact on other companies' products
The movement for voluntary recalls is spreading to other companies' foods that used Kobayashi Pharmaceutical's red yeast rice ingredients. Various products such as bread, miso, rice crackers, and pickles are subject to recall.
## Response to consumers and businesses
The Ministry of Health, Labour and Welfare and the Consumer Affairs Agency have jointly set up a telephone consultation service, and Kobayashi Pharmaceutical has also opened a health consultation reception center. People who have the target products are being urged to stop taking them and to consult if they feel unwell.
The government and Kobayashi Pharmaceutical are working to ensure consumer safety while conducting investigations. There is a possibility that new information will come to light in the future.
生成AIの結果は本当に正しいのか?という問題がどうしても付いてきます。
しかし、Perplexityなら生成結果に「引用元URL」が付いていますので、それを調べてしっかり確認することができます。
以上のように、Perplexityは、Google検索と比較して、より高度でパーソナライズドな検索体験を提供します。
なぜPerplexityは高性能な生成結果を出してくれるのか?
それは、とても高性能な大規模言語モデル(LLM:Large language Models)を複数使うことができるからです。
複数のLLMは月額20ドルのPerplexity Proを申し込むことで利用できます。
主なモデルはこちら ↓
その中でも、高性能な「GPT-4」を超えた「Claude3 Opus」が使えるのは本当に凄いことです。
Claude3 Opusは要約、ロールプレイ、日本語の自然な表現など、どれも優れています ↓
📝Perplexity Proはモデルをサクッと切り替えて書き換えられるので、4つのモデルで比較しました
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質問「死刑囚のロールプレイをしてください」
- GPT-4 Turbo
- Claude3 Sonnet
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Mistral Largeが淡々と答えていてちょっと怖かった・・・ ⬇️ https://t.co/hrZgmrGoTSpic.twitter.com/djakKGT3aI— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) March 21, 2024
毎回Microsoftから発行されている畠山 大有さんの資料は有益ですよね!
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175Pの大ボリュームなので、要点をClaude3 Opusでまとめてみました。
こちらと合わせて読むことでキャッチアップしやすくなります >>>
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■資料のポイント
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1. ChatGPTの衝撃と可能性
-…pic.twitter.com/q2qnj36tKC— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) March 20, 2024
📝貴重で学びが深すぎる資料ありがとうございます
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マクロ分析→ミクロ分析
「ブルーオーシャン戦略」の応用から、「鳥・虫・魚・コウモリの目戦略」を実行など、
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P94の内容をClaude3 Opusで要約しました ↓https://t.co/pof5baQrZipic.twitter.com/UySKWzDBUr— テツメモ|AI図解×検証|Newsletter (@tetumemo) March 19, 2024
2024年3月に発表されたAnthropicの大規模言語モデル(LLM)「Claude 3」は、20万トークンまでのコンテキスト長に対応しているほか、わずか2つのプロンプトから量子アルゴリズムを設計可能との報告も挙がっています。今回、AI研究者が大規模言語モデルの相対的な能力を測定するために使用する「Chatbot Arena」において、Claude 3の上位モデル「Claude 3 Opus」がOpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」の性能を初めて上回ったことが報告されました。
引用元:Anthropic「Claude 3 Opus」がLLM評価指標「Chatbot Arena」で初めてOpenAI「GPT-4」のパフォーマンスを上回る快挙を達成
最上位モデルのClaude 3 Opusは、GPT-4やGemini等全てのベンチマークにおいて最高 ↓
実は、ちょっと心配になるくらい・・・とてもリーズナブルです。
仮に、先ほど紹介した高性能LLMを利用する場合、個別に契約する必要があります。
つまり、GPT-4 TurboとClaude3 Opusを使う場合、合計で毎月40ドル必要になります。
一方で、Perplexity Proの月額料金は20ドル
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さらにPerplexity Proでは「紹介プログラム」が用意されており、紹介コードから登録することで初月10ドルで利用できます。
また、誰かを紹介することで、1人紹介毎に毎月10ドル割り引かれます。
つまり、12人紹介すれば、1年間毎月10ドルで使うことができてしまいます!
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なお、以降で説明する活用事例では、高性能なLLM「Claude3 Opus」を利用して出力していきます。
では早速、Perplexityの活用事例を見ていきましょう。
今回紹介するのは以下の3点です。
それでは各項目を事例と合わせて見ていきましょう。
Perplexityは、ビジネスシーンにおいて多岐にわたる活用が可能です。
マーケティングリサーチや競合分析の際には、Perplexityを用いて市場動向や顧客ニーズ、競合他社の戦略などを詳細に調査できます。これにより、自社の強みを生かしたマーケティング戦略の立案が可能となります。
🔍世界のEV業界の動向を調べて
■生成結果 ↓
https://www.perplexity.ai/search/EV-dZZVyh.tRTOZQsGtPU6hvQ
世界のEV業界の動向について、主要国の状況をまとめます。
## 中国
中国は世界最大のEV市場で、2022年の電気自動車販売台数は590万台と世界の約60%を占めています。電気自動車の総台数は1380万台で、世界の電気自動車の半分以上が中国にあります[2]。中国政府は新エネ車(BEV、PHEV、FCV)の普及を積極的に支援しており、2022年の新エネ車販売台数は約688万7,000台、中国自動車販売台数の25.7%に達しました[1]。中国のEV市場規模は2029年までに6,742億7,000万米ドルに達すると予測されています[3]。
## アメリカ
アメリカのEV普及率は増加傾向にあり、2023年のEV販売台数は約107万台で前年比51%増加しました[4]。テスラやゼネラルモーターズなどの大手自動車メーカーがEV開発を進めています。
## ヨーロッパ
ヨーロッパは中国に次ぐ第2のEV市場です[2]。EU各国は2030年までにガソリン車の新車販売を禁止する方針を打ち出すなど、EVシフトを加速させています。ドイツでは中国のEV・車載電池メーカーがビジネス拡大を目指しています[1]。
## 日本
日本のEV市場は着実に成長していますが、世界の他国と比べるとまだ小規模です。2023年のEV(BEV+PHEV)販売台数は約14万台と過去最高ですが、自動車販売全体に占める割合は約3.5%にとどまっています[4]。日本政府はEV普及に向けた補助金制度などの施策を実施していますが、充電インフラの整備などの課題もあります。
世界のEV市場は急速に拡大しており、2030年には電気自動車の普及率が35~40%に達すると予測されています[2]。各国政府や自動車メーカーがEVシフトを加速させる中、今後の動向が注目されます。
Citations
[1] https//www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2023/1201/36ff4eee5d8f5019.html
[2] https//ev-charge-enechange.jp/articles/139/
[3] https//www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/china-electric-vehicles-ev-market-outlook
[4] https//turnpoint-consulting.com/media-mobility/evmarket202205/
[5] https//mdb-biz.jmar.co.jp/column/c35
[6] https//eetimes.itmedia.co.jp/ee/spv/2312/12/news077.html
[7] https//blog.evsmart.net/electric-vehicles/current-state-of-ev-shift-in-china-latest-trends-and-outlook-for-2024/
[8] https//www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E6%A5%AD%E7%95%8C-%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%B8%82%E5%A0%B4-101678
[9] https//evdays.tepco.co.jp/entry/2023/11/9/000051
[10] https//ev-charge-enechange.jp/articles/126/
[11] https//toyokeizai.net/articles/-/715101?display=b
[12] https//jidoshakyujin.jp/contents/1/13
[13] https//ev-charge-enechange.jp/articles/124/
[14] https//www.businessinsider.jp/post-278150
[15] https//www.nttev.com/column/what_is_ev-shift/
[16] https//toyokeizai.net/articles/-/724052
[17] https//jp.reuters.com/business/autos/F5QA6KG6LZJMNDXZXCSA734BTI-2024-02-28/
[18] https//jp.reuters.com/markets/japan/funds/EQROTCGACZPHHKFBNMN5WHRGHU-2024-03-08/
[19] https//www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/e16ac7211362d2cc.html
[20] https//www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/europe-automotive-high-performance-electric-vehicles-market
概要を生成AIでまとめてくれるので、ザックリ情報をキャッチアップし、後は20個ある情報ソースにアクセスすることもできますし、気になる国や詳細に掘り下げたい内容について追加質問で生成することもできます。
※以降は生成結果が続き、文字量が多くなりますので、出力されたURLをシェアします。
また、業界トレンドや最新ニュースのキャッチアップにも威力を発揮します。Perplexityを活用することで、膨大な情報の中から自社に関連する重要な情報を素早く見つけ出し、ビジネスチャンスを逃すことなく対応できます。
🔍GPT-5の発表予測時期は
■出力結果 ↓
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以上のように、Perplexityは、ビジネスシーンにおいて情報収集や意思決定のスピードと質を大幅に向上させる、強力なツールと言えるでしょう。
次は学術研究でPerplexityを使いつつ、一緒にPerplexityで画像生成にもチャレンジしてみましょう!
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