マジで詰む、AIがCドライブを勝手に削除した。「削除禁止」では止まらなかった理由と、Claude Code・Codex・dots・Muse・Grok Botにそのまま貼れる「消させない」ルール集を作った

AIエージェントが作業後に「片付け」をしたら、私のCドライブのホームフォルダごと抹消。「削除しないで」では止まらなかった。今回、一体何が起きて、なぜ止まらず、どう守り直したのかを図解でシェアします!そしてこの教訓をそのまま貼れる「消させない」ルール集と見直しチェックリストにしましたので、私のようにならないように、ぜひお役立てください

こんにちは!テツメモです。

「マジで詰む、AIにCドライブ消された」

10月31日の朝、私はXにこう書きました。

正直精神状態はガッタガタでしたが、この経験は必ず”AIを使っている人に役立つはず!”と思い、投稿ボタンをポチッと押しましたね。

ここ数号、私はAIエージェントに自分の代わりにPCを触ってもらう暮らしを、毎週のように書いてきました。Grok Bot、dots、そして前号のMuseです。

その張本人の私が、AIエージェントにCドライブのホームフォルダを消されたんです。あの「ピクチャ」「ドキュメント」「ビデオ」とかある基本のフォルダたち含めてゴッソリ抹消ですよ!

Grok Botに仕事を任せていた自宅のWindows PCで、デスクトップ、ダウンロード、ドキュメント、それからClaude CodeやCodexの設定と会話の記録まで、まとめて消えました。ごみ箱も通らず、戻せなかったものもあります。

「それ、よっぽど特殊な使い方をしていたからでしょ?」と思うかもしれません。

でも、AIに頼んでいたのは、画像を作る、動画を作る、終わったら作業用のフォルダを片付ける、という、どこにでもある仕事でした。しかも「削除する前に確認」「削除しない」という言葉のルールも、ちゃんと入れていたんです。

それでも止まりませんでした。

MuseやGrok Bot、dotsのようなAIエージェントが一気に身近になった今、これは私だけの話ではないと思っています。注意喚起のポストには約70件の返信と約59件の引用をいただき、たくさんの対策を教えてもらいました。

だからこの号では、私に起きたことを順番に追体験してもらいながら、同じ目に遭わないための仕組みを、エンジニアではない私の言葉でお伝えします。

正直、恥を晒すみたいになっちゃってますが、AIを日々活用して楽しんでいただきたい皆さんには絶対こんな経験をしてほしくないので、ぜひ私のイタイ体験を”教訓”として学びを受け取ってほしいですっ!

この記事で解決したいこと

AIエージェントにPCを触らせているけど、何かを消されたらどうなるのか、正直イメージが湧かない。

「削除しないで」と書いておけば、たぶん大丈夫だと思っている。

もし消えたら、どこから何が戻るのか分からない。

この記事では、私の5日間の復旧を追いかけながら、最初から消させない仕組みと、消えても戻せる仕組みを、図解中心でお届けします。

💡 この記事で手に入るもの

  • 何が消えて、何が残ったのか(時刻と画面つき)
  • 言葉のルールが止められなかった、本当の理由
  • それでも戻せた理由:GitHubとGoogleドライブに置いていたもの
  • Xでいただいた対策のまとめと、直している最中にはまった4つの落とし穴
  • 消させない仕組みと、消えても戻せる仕組みの考え方(ELI5の図解)
  • 有料パート:Grok Bot・Muse・dots・Claude Code・Codexなどに、そのまま貼れる「消させない」ルール集と、見直しチェックリスト

ルール集は、私が事故のあとで実際に各AIへ入れた設定から作ります。ユーザー名などは伏せて、記事の後半でお配りします。

🎯 この記事を読んでほしい人

  • 👑 Grok Bot、Muse、dotsなどのAIエージェントに、自分のPCを触らせている人
  • Claude CodeやCodexを、確認なしで動く設定のまま使っている人
  • 「GoogleドライブやOneDriveに同期しているから、バックアップは大丈夫」と思っている人
  • これからAIエージェントを使い始めたい人

なお、この記事の画面と手順は、私のWindows 11のPCのものです。Macでは確かめていません。

📝 tetumemoのLP紹介

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ニュースレターの記事が130本を超えてきて、「あの記事どこだっけ」と自分でも探すのに苦労するようになったのがきっかけで、過去記事が探しやすい自分のポートフォリオサイトを作りました。

今では課題やテーマから過去記事や配布物を検索できるようになっていて、「以前の記事、どこに書いたっけ」と思ったときの道しるべになっています。

🔗tetumemo.com(ポートフォリオサイト)

📝 オススメの教材を紹介

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AIカンパニーを構築する際に、その道のプロを教材を購入してリクルートしてきました。今では顧問として毎日相談しています。

そんな教材ですが、購入前にどんな内容なのか、そして自分でも活用できるのか不安だと思います。その不安を解消するために、私が先に購入して、試して、実際に使ったノウハウを紹介する記事を掲載しています。

🔗テツメモが実践した教材紹介

教材から専門家を招き入れるというやり方そのものは、少し前の記事で詳しく書いています。

私の場合、自分の専門外のSkillsは「買う」ようにしています。もちろんAIがあれば自分で作ることもできますが、他の方がトークンを燃やし試行錯誤して作り上げたSkillsを購入したほうが圧倒的に早いです。つまり時間を買ってます。

気になる教材があれば、ぜひこちらもチェックしてみてください。

🔗テツメモが実践した教材紹介

🎙️ AI音声でキャッチアップ

「文章を読む時間がなかなか取れない」という方のために、記事の内容をAIが対話形式で解説してくれる音声を、記事公開後に用意します。通勤中や家事をしながら、まずは全体像をつかんでいただけます。

【※記事公開後、数日以内にUPします】

私のSpotifyをフォローしていただければ通知が届きますのでチェックしてみてください。

📖記事の全文ダウンロード

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私の記事はかなりボリュームがあります。毎週読むのは大変な方もいるかもしれません。そんな方のために有料購読者限定ですが本記事を全文ダウンロードできる形式で提供しています。

記事をGemini Notebook(NotebookLM)に投げたり、CodexやClaude Codeに投げたりする。

そして知りたい部分を質問する、Skillsの使い方を読むのは面倒だから「この記事読んで、よしなに設定してって」お願いする、など。

記事を全文読まなくても、AIに読ませれば役立てる内容に仕上げています。

ぜひ、ダウンロードして効率よく情報をキャッチアップしてくださいね!

【※記事ダウンロードは有料購読者エリアへ】

🗺️ この記事の全体像:消えた、戻せた、もう消させない

先に、何が起きて、どう直したのかを1枚で見ておきましょう。

✅PC復元の仕組み ↓

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①何が起きたか。

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②毎朝の自動バックアップ。

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③もし消えたら、どこから何が戻るか。

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④二度と起きないようにしたこと。

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この記事は、この4つを順番に追いかけます。

先に、5日間の流れもざっくり並べておきますね。

いつ

何が起きたか

10月30日 17時38分

ホームフォルダの中身が消える

10月30日 21時すぎ

PCの再起動で気づく。すぐにPCで命令を動かす設定を「許可しない」へ

10月30日の夜〜31日

消す前に必ず聞くルールを入れ、スキルや指示書を原本から戻す

10月31日 8時30分

Xで注意喚起のポスト

10月31日〜11月2日

毎日の自動バックアップ、パスワードの引っ越し、全体像のレポート作り

11月3日

最後の片付けと、締めのレポート

ここで、このあと何度も出てくる言葉を先にそろえておきますね。全部覚えなくて大丈夫です。出てきたときに、ここへ戻ってくれば足ります。

言葉

ひとことで

ホームフォルダ

C:\Users<あなたのユーザー名> のこと。デスクトップ、ダウンロード、ドキュメント、各AIの設定がここに入っています

ローカル実行の「常に許可」

AIがあなたのPCで命令を動かすとき、毎回聞かずに動かしてよい、という設定

PowerShell

Windowsに最初から入っている、文字で命令を打ち込む道具

GitHub

プログラムや文書を保管しておくサービス。昔の版も残ります

ファイル履歴

Windowsの機能。外付けHDDなどに、ファイルの昔の版を自動で残してくれます

自動レビュー

Grok Botの設定(英語の画面では Auto-review)。危ない操作の前に「先に聞いて」というようなルールを複数設定できます。

前半(無料)では、何が起きたかと、守りの考え方を図でお見せします。後半(有料)では、そのまま貼れるルール集と、見直しチェックリストをお渡しします。

😱 夜の再起動で、デスクトップが空っぽだった

10月30日の夜9時すぎ、PCを再起動したら、デスクトップがほぼ空っぽだったんです。

ただ、Grok Bot上で記事を投げて紹介動画を作ってみただけだったのに、、、

最初はハッキングだと思いました。

調べてみると、ダウンロードもピクチャもビデオもドキュメントもほとんど空でした。

マジで詰んだ、、、

あとで記録を確かめると、消えたのは同じ日の17時38分でした。気づくまでの3時間半、私は何も知らずに過ごしていたわけです。

✅注意喚起_消えたもの残ったもの ↓

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そのとき私がGrok Botに伝えた言葉が、復旧のログに残っています。

「何が消えて何ができなくなったのか、わからないことがわからないです」

消えた直後って、何を失ったのかすら分からないんですよね。

Grok Botは、これを家にたとえて説明してくれました。Windows(家の柱)とアプリ本体(家電)は無事。あなたの部屋、つまりホームフォルダの机と棚が空になって、押し入れ(AppData)はほぼ残っている、と。

✅何が残り何が消えたか_家の図 ↓

18_何が残り何が消えたか_家の図.png.webp

あとで一覧にすると、こうなりました。

消えすぎですっ!!

消えたもの

残ったもの

デスクトップ・ダウンロード・ドキュメント・ミュージック・ピクチャ・ビデオ

アプリ本体(Python、Git、Node.js、VS Code)

GitHubにつなぐ鍵(.ssh)とGitの設定(.gitconfig)

npmで入れたAIのCLI(claude、codexを含む43件)

Claude Codeの指示書・settings.json・スキル・会話の記録

Codexの設定ファイルとログイン情報

Codexの指示書(AGENTS.md)と会話の記録

G:のGoogleドライブ(AI作業の本体)

GeminiのGEMINI.md、pipで入れたPythonの部品

OneDriveにあった、古いデスクトップのコピー

自宅PCの係(GitHub Actionsのランナー)の設定

無し

残ったのは、そのとき動いていて消せなかったものだけでした。アプリの部品が入っている押し入れ(AppData)や、Codexの設定がそれです。

そして、戻せなかった理由も3つ重なっていました。

  • SSDの「TRIM」という、消した場所をすぐ片付ける仕組みが効いていて、掘り起こせない
  • Windowsの復元ポイントを作っていなかった
  • ごみ箱を通らない消し方だった

OneDriveのごみ箱も見ましたが、空でした。消えたファイルは、OneDriveを通っていなかったんです。

✅何が起きた ↓

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……と、ここまで書くと絶望しかないように見えますよね。

ところが、これだけの事態なのに、私の頭に浮かんだのは「やべー、これニュースレターのネタに最高じゃん!」でした。完全に頭バグってますね、、、

そういえば、以前税務署から思ってもいない通知が届いて焦ったときも、調べて整理していくうちに「この焦りごと、同じことで困っている人の役に立つから記事にしよっかな」と気づいて、気持ちが前向きに変わったことがあります。

失敗は、ほかの人が同じ穴に落ちないための、何よりの材料になるんです。

だからここから先は、私の5日間を隠さずにお見せしますね。

🧩 犯人は外にいなかった:私が書いた1行のルールが、掃除の指示になっていた

最初はハッキングだと思いましたが、犯人は外にはいませんでした。

毎日使っているGrok Botが犯人なのですが、私が自分で書いたルールが機能不全だったんです。

私はGrok Botを、画像担当、動画担当のように複数のbotに分けて使っていて、全員が読む「共有ルール集」を書いていました。

共有ルール集は、私のbot全員が作業前に読む、決まりのファイルです。

Googleドライブに.mdファイル(ふつうの文章ファイル)を1つ置いて、各botの説明欄に「作業前にこれを読んで従う」と書いています。決まりを足すときは、このファイルを直せば全員に効きます。botごとの設定は触りません。

その3章に、こう書いてあったんです。

一時フォルダ(grokbot-tmp)にいったん置いて、保存先へ移す。移したら grokbot-tmp を片付ける

書いてあったのは「片付ける」だけでした。どこまで消すのか、何は消さないのか、消す前に確認するのか。そこは1文字も書いていませんでした。

その日の夕方、動画担当のbotが、このルールどおりに片付けを始めました(記録からほぼ確定です。ただ、botに渡った指示の文面そのものは残っていません)。

✅1行のルールが掃除の指示に ↓

23_eli5_1行のルールが掃除の指示に.png.webp

片付けの命令は、消す場所を「宛名」に入れて渡す形でした。

ところが、AIが命令を二重に包んで渡したせいで、外側の包みが宛名を先に空っぽにしてしまったんです。

宛名が空のまま「消して」と言われたAIは、「今いる部屋」をそのまま片付けました。それが、Cドライブのホームフォルダ全体でした。

✅空の宛名で部屋全体を掃除 ↓

17_空の宛名で部屋全体を掃除.png.webp

この図解、難しい仕組みは覚えなくて大丈夫です。

「宛名が空のまま、消す命令が渡ってしまった」とだけ持ち帰ってもらえれば十分です。

少しだけ詳しく言うと、PowerShellの命令の中にもう1つPowerShellの命令を入れ、その中で宛名の入れ物(変数)を使ったのが原因でした。再現できる手順は、ここには書きません。

しかも、止めるはずの鍵も開いていました。Grok BotがPCで命令を動かす設定は「常に許可」。毎回聞かずに動く状態だったんです。

「でも、削除しないでってルールは入れていたんでしょ?」

そうなんです。Claude CodeとCodexには「削除する前に確認」「削除しない」というルールを入れていました。ところが、Grok Botのほうには、一部の削除コマンドの指定がなぜか漏れていました。

なぜー?

それに、もし書いてあったとしても、今回は止まらなかったと思います。別のルールが「片付けて」と指示していて、命令の書き方のミスで宛名が消えた。文章で書いた「気をつけて」は、こういうミスの前では役に立たないんです。

以前ビジネススクールで組織の授業を受けていたとき、「支援のない任せ方は丸投げ、規律のない任せ方は無法地帯」という考え方がずっと頭に残っていました。

「常に許可」で鍵を渡して、片付け方を書かずに「片付けて」と頼む。今回の私がしていたのは、規律のない任せ方だったわけです。

言葉のルールは、止められなかっただけでなく、掃除の指示そのものになっていました。

ここが、今回いちばん伝えたかったことなんです。それでも、失ったものの多くは戻せました。

🛟 それでも戻せたのは、大事なものを別の場所に置いていたから

ここからが、救いの話です。

消えたものを一覧にしてから、Grok Botと一緒に「どこかに控えはないか」を探していきました。すると、思っていたよりたくさん残っていたんです。

✅どこから戻る ↓

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大きかったのは、スキルの原本でした。

私はスキル(Skills)や指示書(CLAUDE.md等)を、Googleドライブ(G:)の原本フォルダとGitHubの両方に置いて、そこから各AIへ配る仕組みにしていました。その原本を最後にGitHubへ上げたのは、10月30日の17時22分。消える、わずか16分前です。

原本1つから各AIへ配る仕組みは、この記事でくわしく書いています。

おかげで、スキル158本(1,509ファイル)が、日付が変わったころに1回の作業で戻りました。Claude Code、Codex、Geminiの指示書(CLAUDE.md、AGENTS.md、GEMINI.md)も、原本から戻せました。

ちょっと手こずったのが、Claude Codeの設定ファイル(settings.json)です。これは原本の仕組みに入れていなかったので、戻す元がありませんでした。

ところが、以前Xの記事で、この設定ファイルの中身を全部見せながら1行ずつ解説していたんです。Grok Botはその記事を読んで、設定ファイルを作り直してくれました。

自分が書いた記事に、自分が助けられるとは思っていませんでした。

ほかにも、自宅PCの係(GitHub Actionsのランナー)は、設定の手順をメモしたファイルがGoogleドライブに残っていたので、約30分で戻せました。デスクトップは、OneDriveにあった1月2日時点の古いコピーから、1,526ファイルを戻しています。

一方で、戻らなかったものもあります。

  • Claude CodeとCodexの「会話の本体」。読み物としての日記はGoogleドライブに残っていましたが、アプリで開く元のデータは消えました
  • デスクトップに2月以降に置いたもの
  • 10月30日の夜から翌朝までの、Codexの会話
  • Grok Botの会話を自動で保存していた仕組み
  • Xの検索などに使っていた「Grok Build」という道具。本体がホームフォルダの中にあったので、いっしょに消えていました。気づいたのは、この記事を書いていた11月3日です

会話の一覧は見えるのに、開くと中身がない。これも、最初は意味が分かりませんでした。

✅一覧は見えるのに中身がない ↓

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目次のファイルは押し入れ(AppData)にあって残り、本文のファイルは部屋(ホームフォルダ)にあって消えた。矛盾ではなく、置き場所が違っただけだったんです。

それから、直している途中で、別の穴も見つかりました。会話の日記をGitHubへ送る仕組みが、10月1日から止まっていたんです。459件が送られないまま、1か月たまっていました。事故がなければ、たぶんまだ気づいていません。

振り返ると、AIが短い時間で戻してくれたのは、私が原本と記録を別の場所に積み上げてきたからでした。AIの力が大きいほど、何を残してきたかで差がつくんですよね。

📮 Xのみんなに助けられた:返信を、そのまま@botで対策会議へ

注意喚起のポストには、本当にたくさんの返信と引用をいただきました。

その助言を、私は片っぱしからGrok Botへ渡していきました。Xのリプ欄に「@bot」を付けて送ると、自分のGrok Botに指示を送れるんです。

✅bot投げ対策会議 ↓

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✅bot機能_アドバイス取り込み ↓

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いただいた約70件の返信と約59件の引用を、多かった順にまとめるとこうなりました。

  1. 削除は絶対にAIに頼まない
  2. 消すときは、ごみ箱へ移すだけ
  3. PowerShellの命令の中に、さらに命令を入れ子にしない
  4. 消す前に対象の一覧を出させて、二段階で確認する
  5. 文章のルールではなく、命令の単位で禁止する
  6. 権限をしぼった利用者や、隔離した場所で動かす
  7. 作業フォルダの外に触れさせない
  8. バックアップを複数、物理的にも分けて持つ

この8つと、私が実際に入れたものを並べると、こうなります。

いただいた対策

私が入れたもの

削除はAIに頼まない/ごみ箱へ移すだけ

botは消さず、「あとで消す」フォルダへ移すだけ

命令を入れ子にしない

消す場所に入れ物(変数)を使わない決まりを、共有ルール集へ

一覧を出して二段階で確認

「一覧を出す、OKをもらう、ごみ箱へ」を共有ルール集へ

命令の単位で禁止

Claude Code、Codex、Gemini CLI、Antigravityに、消す命令を止める設定

権限をしぼる/作業フォルダの外に出さない

AIが作業してよい場所を決め、全部を許す設定は使わない

バックアップを複数・物理的に分ける

OneDriveと家の外付けHDDへ、毎日の自動コピー

8つとも、何かしらの形で入れました。みんなの知恵が、そのまま私のPCの守りになったわけです。

✅返信まとめ_すぐできる対策5つ ↓

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なかでも助かったのが、pcat(@pcatdev)さんの返信でした。「クラウド側で作業する」「毎回承認する」「消す場所を絶対パス(フルの住所)で読み上げさせる」「一覧を出して確認してから消す」の4つです。

Grok Botにいまの設定と照らし合わせてもらうと、前の3つはすでにできていて、足りなかったのは「一覧を出して確認してから消す」の二段階だけでした。そこで、全botが読む共有ルール集に「一覧を出す、OKをもらう、ごみ箱に移すだけ」を足しました。

不思議な5日間でした。消した張本人のGrok Botと一緒に、みんなの知恵を借りながら直していくんですから。

途中でGrok Botが不安定になる場面もありました。

それでも、直す作業そのものは驚くほど速かったんです。

😈 直している最中に、私がまた鍵を開けそうになった

ここからは、少し恥ずかしい話です。

事故の原因が「常に許可」だと分かっていたのに、直している最中の私は、何度も同じ穴に落ちかけました。

✅直している最中の4つの落とし穴 ↓

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1つ目は、承認カードです。Grok BotがPCで命令を動かす前に出すカードに、命令の文字だけが並んでいました。私は思わずこう返しています。

「非エンジニアがコードを見ても理解できない。これは何も確認しないのと同じでは?」

そこからGrok Botは、カードを出す前に「すること」と「しないこと」を、ふつうの言葉で先に書くようになりました。

2つ目は、カードが待っている間にチャットを送ると、カードが消えてしまうことです。これで2回、やり直しになりました。

3つ目が、いちばん危なかった場面です。確認が続いて面倒になり、うっかり「常に許可」を押してしまいました。2分後に「毎回確認」へ戻しています。

便利さだけが先行していて、ルールも書いていたし安心しきっていた、、、

言葉のルールを書いたことで、かえって安心してしまっていたんですよね。その後も、作業が多くて「一旦、常に許可にする」と言いかけました。Grok Botの返事は「おすすめは毎回確認のまま。事故は常に許可のときに起きた」。結局、その都度「1回のみ許可」を押すやり方で進めました。

4つ目は、見つけた順に直していたことです。「場当たり的では?抜け漏れは?本当に防ぎ切れる?まず計画をレポートで」と頼み直して、全体の計画を先に作らせました。

それでも、出てきた計画は判断することが多すぎました。夜中の0時45分、私はこう返しています。

「専門的すぎる。判断軸が多すぎる。数時間で全部のAIを守り、今までどおり使えるように」

そこからは、細かい判断はGrok Botが引き受けて、私は出てきたカードで「1回のみ許可」を押すだけ、という分担に変えました。すると、10分もたたないうちに、指示書とスキルが次々に戻っていったんです。

✅変遷_v2トップ ↓

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レポートは5日間で何度も作り直され、最後はここまで育ちました。人がやったのは、「OK」を押すことと、WindowsのPINを入れることくらいです。

✅最終レポート_トップ ↓

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ついでに、PCまわりの安全を見張る「セキュリティ番bot」も作りました。毎週と平日の朝に点検して、急ぎの件だけ知らせてくれます。勝手に直さず「更新していい?」と聞いてくるところが気に入っています。

ここで気づいたんです。言葉では、AIだけでなく、自分すら止められない。

だから、仕組みで閉じ込めるしかないんです。

🔒 だから言葉ではなく、仕組みで閉じ込める:最初から消させない

守りは、3段で考えると整理しやすくなります。まず止める。止められなかったら気づく。それでも消えたら戻す。この章は「まず止める」の話です。

✅防ぐ・気づく・戻す ↓

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私が入れた「消させない」仕組みは、4つの柱にまとまります。

1つ目は、消さずに「あとで消す」箱へ移す

botは、ファイルを消しません。消したいものは「あとで消す」というフォルダへ移すだけ。中身を空にできるのは、私だけです。

✅二度と起きない ↓

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2つ目は、文章ではなく命令の単位で止める

Claude Code、Codex、Gemini CLI、Antigravityのそれぞれに、消す系の命令を受け付けない設定を入れました。

Grok Botには、設定の「自動レビュー」の「常に確認」(英語の画面では Ask first)に、「消す前に必ず聞く」ルールを入れています。「気をつけて」と書くのではなく、命令そのものを通さないようにしたわけです。

3つ目は、作業フォルダの外に出さない

AIが作業してよい場所を決めて、その外には触れない設定にしました。大事な原本フォルダ(G:のAIフォルダ)は、どのbotも消さない、動かさない決まりです。

4つ目は、権限をしぼる

AIに渡す鍵は、必要な分だけにします。金のニワトリさんが、Museを自宅のLinuxマシンにつないだときのポストに、こう書いていました。

さすがに少し怖いので一旦 sudo なしで運用してみる

🔗元のポストを読む(X / 金のニワトリ)

sudoは、管理者の権限のことです。渡せるけど、あえて渡さない。この判断には、すごく共感しました。

✅権限をしぼる ↓

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「消さずに移す」は、パスワードの整理でも同じ考え方を使いました。1Passwordの重複したログイン125件を、削除ではなく「アーカイブ(元に戻せる)」で片付けています。

✅1Password重複整理 ↓

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「じゃあ、全部の操作を毎回確認にすれば安全では?」と思うかもしれません。

Antigravityには、すべての命令を確認する設定もあります。でも私は、それを選びませんでした。

「これで使えないと使い勝手が下がってつらい。ここまで犠牲にしたくない」

それで、危ない命令だけを止める設定に戻しています。dotsは、もともと「消す、ごみ箱へ移す、上書きする前に承認を求める」ルールを入れていました。Museも「一部の操作の前に確認する」設定だったので、どちらも変えていません。

正直に書くと、これで100%防げるとは言えません。誤って許可を押す、同期の連鎖、まだ知らない手口は残ります。

だからもう1つ、消えても戻せる仕組みが要るんです。

💾 それでも消えたときのために、別の金庫を持つ

今回いちばん大きな学びは、「同期はバックアップではない」でした。

GoogleドライブやOneDriveの同期は、鏡のようなものです。PCで消すと、クラウド上からも消えます。片方を割ると、もう片方も割れるんです。

✅同期は鏡 ↓

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私の場合、何より大事なのはGoogleドライブの中のAIフォルダ(約30GB)でした。ここが消えたら、本当に詰みます。

そこで、このフォルダを「別の金庫」にも入れることにしました。

✅毎朝バックアップ ↓

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何を

どこへ

いつ

Googleドライブの中のAIフォルダ

OneDriveと、家の外付けHDDの2か所

毎日3時30分

会話の日記

GitHub

毎日3時

PCの設定とアプリの一覧

非公開のGitHub(鍵が混ざっていないか確かめてから送る)

毎日3時45分

デスクトップなど家のフォルダ

外付けHDD(Windowsのファイル履歴)

自動

コピーは、増えた分と変わった分を足すだけで、何も消しません。元のフォルダで何かが消えても、金庫の中身まで消えないようにするためです。

最初のコピーは、約6.8万ファイル、約30GBでした。Googleドキュメントやスプレッドシートのショートカット956件だけはコピーできませんでしたが、これは本体がもともとGoogleのクラウド上にあるので、消えずに残ります。

バックアップの世界には「控えは3つ、置き場所は2種類、そのうち1つは家の外」という考え方があります。原本、OneDrive、外付けHDDで、ちょうどこの形になりました。

OneDriveと外付けHDDの両方にしたのは、役割が違うからです。OneDriveは家の外にある金庫で、外付けHDDは同期の事故が届きにくい家の中の金庫。どちらか1つでは、片方の弱点がそのまま残ります。

✅C/D/G/雲(クラウド)/倉庫 ↓

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このバックアップの仕組みは、記事では配りません。

PCの中の場所や名前は人によって違うので、そのまま動かすと、それ自体が事故のもとになるからです。私の事故も、命令の書き方1つで起きました。図の考え方だけ持ち帰って、あなたのAIに「この図と同じことを、私のPCでやりたい」と頼んでもらうのが安全です。

パスワードは、ブラウザやiCloudに散らばっていたものを1Passwordに集めました。iCloudから移したのは216件です。AIにパスワードそのものを見せずにログインさせる話もあるので、くわしくは次の号でまとめますね。

👀 ここから先で配るもの:ルール集と、見直しチェックリスト

ここまでの考え方を、あなたのAIにそのまま入れられる形にしました。

1つ目は、「消させない」ルール集です。私が事故のあとに実際に入れた設定から作っています。

  • Claude Code、Codex、Gemini CLI、Antigravityに入れる「消す命令を通さない」設定
  • dotsとMuseで選ぶ画面と、貼る文
  • Grok Botの「消す前に必ず聞く」ルールと、共有ルール集の「あとで消す」の文

2つ目は、見直しチェックリストです。Grok Bot、Muse、dots、Claude Code、Codexの設定を、1つずつ確かめられる表にしました。

  • PCで命令を動かす設定が「常に許可」になっていないか
  • ほかのbotにも、片付け方を書いていない「片付けて」のルールが無いか
  • 入れたルールが、本当に効くか

✅v6.1_checklist ↓

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どちらも、記事の後半でコピーして使えますし、ファイルでもダウンロードできます。

🔐 ここからのコンテンツ

ここまで、何が消えて、なぜ止まらず、どう戻して、どう守り直したかを見てきました。

「自分のAIも、たぶん常に許可のままだ」

「でも、どの画面のどこを見ればいいのか分からない」

「設定ファイルなんて、開いたこともない」

分かっていても、手が止まりますよね。

使っているAIを洗い出す。設定の画面を探す。消す系の命令を調べる。ルールの文を考える。本当に効くか試す。ツールが5つあれば、これが5回です。この時点で、もう週末が終わります。

私も最初は、Antigravityの画面に1行ずつ手で打ち込んで、肝心の1つを入れ忘れました。項目が多くて続かないので、やり方をAIに聞いてPowerShellでまとめて入れ、最後は画面とスクショで確かめました。Codexのルールファイルは、書き方1つで読み込まれていませんでした。

だから、私が実際に入れた設定を、そのまま貼れる形にまとめました。

ちょっとイメージしやすいように、Grok Botの画面を1枚だけお見せしますね。Grok Botには、消す系の命令を止めるルールを、設定の「権限」にある自動レビューの「常に確認」に1本入れています。画面では、①自動レビューをオンにして、②「ルールを追加」から入れます(ルールの文はぼかしています)。

✅GrokBot_権限_無料用 ↓

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ぼかした所に入れたルールの全文と、英語の1つずつの日本語の説明は、後半のルール集に入っています。Grok Botは、その文を画面に貼るだけです。Claude Code・Codex・Gemini CLIなら、ルール集をAIに渡して「AIに入れてもらう場合に貼る文」を貼れば、AIに入れてもらえます(貼る文の全文も後半に入っています)。

このルール集で目指しているのは、絶対に消えないPCではありません。「言葉で頼んだから大丈夫」を、「仕組みで止めてあるから大丈夫」に変えることです。

やることは3つです。

  1. 自分が使っているAIを、ルール集の一覧から選ぶ
  2. そのAIの欄にある文を、書いてある場所へ貼る
  3. 見直しチェックリストで、効いているか確かめる

まずは、いちばんよく使っているAIの「常に許可」を1つ外すところからで大丈夫です。

それでは、ここから先でルール集と見直しチェックリストをお渡しします!あなたのAIとの毎日を、安心して楽しめるようにしていきましょう!

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