Codexトークン消費削減計画!AGENTS.mdを231行から10行へ。今までの使い方を壊さず見直すスターターキットを配布

Codexのトークン消費量を減らしたい。でも、安全・保存先・細かな指示まで消すのは怖い。そこで共通の入口だけを10行にし、必要な約束は別紙とSkillsへ残しました。実装、取りこぼし、修正、復旧までの記録と、読むだけの点検から始められるスターターキット一式を公開します。10行全文、別紙3冊、架空練習4段階、Skill化見本も収録します!

こんにちは!テツメモです。

今回は、GPT-6 Astraになってからトークン消費が激しくなって私のように困っている状況がキッカケです。実際に私がCodexへの共通の指示「AGENTS.md」を231行から10行へ削ってトークンを少しでも削減した記録を、完成と試行錯誤ごとお見せする回です。

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後半の有料部分では、削った10行の全文と、架空の素材で安全に練習できるキットをお渡しします。

前回は、CodexやClaude CodeからGeminiを呼び、日本語の修正と画像生成を頼む流れを紹介しました。

さて、今回の話は、ある焦りから始まっています。

GPT-6 Astraが来てから、トークンの減りが明らかに早くなりました。アプリやツール、Skills作り、スライドや動画、音声解説など、あらゆることを依頼できるようになったので使用頻度が爆上がりです。さらに記事の下書きも書かせているので文章も安定してきました。ただ、毎週ニュースレターを書いている身としては、「この調子でトークン全然足りないな……」という不安のほうが先に立ちました。

※2026年9月現在、私はChatGPTはPro契約(月16,000円)、ClaudeもPro契約(月3,000円)です。

これ、心当たりありませんか?

そんなときにXで見かけたのが「AGENTS.mdを10行にしたら消費が激減した」という話でした。効果の報告はいくつもあります。ところが、何を残して何を消すのかを書いた文章が、探しても出てこないんです。

なので、自分の環境で試すことにしました。

結果から先に言います。共通の指示を231行から10行へ変えて、今までの仕事はそのまま動きました。ただ、その検証に週の利用量の約50%を使っています。短くするために消費を増やしたわけです。皮肉ですよね……。

私がいちばん伝えたいのは、実はそこじゃないんです。大事なのは、短くする前に戻し方を用意しておくことでした。

この記事で解決したいこと

  • GPT-6 Astraになって減りが早く、毎週の作業が続くか不安な人
  • 「AGENTS.mdを10行に」は見かけるけど、何を残せばいいのか分からない人
  • 短くしたら、今まで守ってくれていた約束まで消えそうで怖い人
  • 共通の指示、案件ごとの指示、別紙、Skillの違いが分からない人
  • 失敗したときに、どうやって元へ戻すのか分からない人

もちろん、私の10行の中身も、どうやってそこまで削ったのかも、この記事で全部お見せします。

ただ、この記事のゴールは、あなたのAGENTS.mdを10行にすることだけじゃないんです。

ここ、ひとつ言っておきたいことがあります。

AGENTS.mdは、その人の家そのものなんですよね。

私が自分の家の柱を231本から10本に減らして、それでも住めたとします。でも、あなたの家と私の家は、間取りも広さも建っている場所も違います。同じように柱を抜いて、同じように住めるかは……正直わかりません。

ただ、モデルが変わるというのは、家の素材や強度が変わるようなものだと思っています。昔の木材の前提で「念のため」と足し続けた柱が、いまの素材でも同じ本数だけ要るとは限らないわけです。

だから、この記事でやるのは「柱を10本にする工事」ではありません。まず、いまの柱が何本あって、どれが本当に家を支えているのかを数えるところからです。

数えてみて「うちは要らないな」となれば、そこで終わりでいい。触るときも、元の図面を先に取っておく。そこまでを実物のキットで体験できる状態にします。

💡 この記事で手に入るもの

  • なぜ「10行」が話題になったのか、震源まで遡ってわかる
  • AGENTS.mdが「いつ・何を・どの順で」読ませているのかがわかる
  • 私の10行が担っている10種類の役割がわかる
  • 231行から10行へ変えたあとに起きた失敗と、直した方法がわかる
  • 原本を変えずに始める「読み取り点検文」をそのまま使える
  • 控え、比較、復旧までを架空素材で練習できるZIPを受け取れる

🎯 この記事を読んでほしい人

  • 👑 CodexやClaude Codeを使い始めて、長い指示が増えてきた人
  • トークンの減りは気になるけど、約束を消すのが怖い人
  • AGENTS.md、CLAUDE.md、Skillの違いを実物で知りたい人
  • いきなり本番環境を変えず、架空素材で練習してから判断したい人

みたいな人へ向けて書いています。

📝 tetumemoのLP紹介

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ニュースレターの記事が130本を超えてきて、「あの記事どこだっけ」と自分でも探すのに苦労するようになったのがきっかけで、過去記事が探しやすい自分のポートフォリオサイトを作りました。

今では課題やテーマから過去記事や配布物を検索できるようになっていて、「以前の記事、どこに書いたっけ」と思ったときの道しるべになっています。

🔗tetumemo.com(ポートフォリオサイト)

📝 オススメの教材を紹介

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AIカンパニーを構築する際に、その道のプロを教材を購入してリクルートしてきました。今では顧問として毎日相談しています。

そんな教材ですが、購入前にどんな内容なのか、そして自分でも活用できるのか不安だと思います。その不安を解消するために、私が先に購入して、試して、実際に使ったノウハウを紹介する記事を掲載しています。

🔗テツメモが実践した教材紹介

今回の記事も教材なしで完結します。

教材から専門家を招き入れるというやり方そのものは、少し前の記事で詳しく書いています。

Fable 5解禁の7日間で、Brainの教材から専門家を5人ヘッドハンティングして、約20分でAI組織が完成。Fable 5の7日間の実行ログをシェアします

私の場合、自分の専門外のSkillsは「買う」ようにしています。もちろんAIがあれば自分で作ることもできますが、他の方がトークンを使い、試行錯誤して作り上げたSkillsを購入した方がかなり早いです。つまり時間を買っています。

気になる教材があれば、ぜひこちらもチェックしてみてください。

🔗テツメモが実践した教材紹介

🎙️ AI音声でキャッチアップ

「文章を読む時間がなかなか取れない」という方のために、記事の内容をAIが対話形式で解説してくれる音声を、記事公開後に用意します。通勤中や家事をしながら、まずは全体像をつかんでいただけます。

私のSpotifyをフォローしていただければ通知が届きますのでチェックしてみてください。

💸 GPT-6 Astraになってから、減りが早くないですか

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最初に、この記事を書くことになったきっかけの話をさせてください。

9月9日のニュースレターの下書き、つまり前々回の号は、GPT-6 Astraで仕上げました。推敲を約10テイク繰り返しています。文体も、こちらの意図も、文章のつながりも、違和感なく入ってくれました。仕上がりには満足しています。

ただ、そのあとに書いた自分の日記が……こうなっていました。

コスパが少し、いや結構悪くてこの辺は慎重に計画しないと、毎週のニュースレターを執筆する時に必要トークンが足りなくなる気がする

「いや結構悪くて」と言い直しているあたりに、そのときの気分が出ていますよね。

それで当時、何をしたか。並列作業をOFFにして、effort(考える深さ)を最小にして使っていました。つまり、AIの手を縛って節約していたわけです。

これ、根本的な解決になっていないんですよね……。

道具の性能を落として使う、というのは、いい車を買ってずっと徐行しているようなものです。そのうち「じゃあ何のために替えたんだっけ」となります。

私だけの話ではなさそうでした

同じ時期に、しんやんさん(@ai_reskill)が、ご自身のCodexログを2日分そのまま分析して公開されていました。

  • 1日目終了で15%使用、2日目終了で累計33%使用
  • 9月18日のログだけで、生の処理トークンは約3.05億
  • ただし入力トークンの約94%はキャッシュ済み

数字が大きすぎて、ピンと来ないかもしれません。ここは飛ばしても大丈夫です。私が受け取ったのは「毎回同じものを読ませ続けると効く」という一点だけでした。

つまり重要なのは、「Astraを節約して使わない」ではなく、
Astraに判断を集中させ、実行を適切なモデルへ分業し、キャッシュが効く状態を作ること。
※しんやんさん

そして、そこで自分の環境を思い出したんです。

私はFable 5が来たときに、AIへの指示をかなり書き込みました。そのあともSkillを足すたび、事故が起きるたびに、共通の指示へ1行、また1行と足しています。気づいたら231行になっていました。

当時を振り返り、私はXにこうポストしました。

私のようにFable 5で色々自分の環境を見直しまくった人は意外と肥大化気味

自分で書いておいてなんですが、これはかなり身に覚えのある話でした。

足すのは簡単なんです。事故が起きるたびに1行足せば、とりあえず再発は止まります。減らすほうは……なかなか勇気が要るんですよね。

さっきの家の話でいうと、不安になるたびに柱を1本ずつ足していたわけです。

見えない壁の中とかに柱が増えて困ることって、普通に暮らしているぶんにはあまりありません。だから増えていることにも気づきにくい。ところがAIの場合、その柱を毎回ぜんぶ読んでから仕事を始めるんです。ここがちょっと特殊なところなんですよね。

🔥 Xで話題の「10行にする」。効果の報告はあるのに、やり方が無い

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実際に、しんやんさん(@ai_reskill)のこポストを見直すと、とっても親切に検証結果が書かれています。

残り少ないCodexトークンを節約するための必須作業
① AGENT.mdを5〜10行に抑える
② Agent Skillsの最適化

翌日には、実際の結果も出ていました。「AGENT.mdを10行にしてSkillsをアプデしたら、Astraを丸一日使っても15%しか減らなくなった」。実際のログ調査結果も紹介されていて本当にありがたいですよね。

読んだ瞬間、「これ、うちでもやりたい!」と声が出ました。

ただ、そこから自分で作業に入ろうとして、手が止まったんです。

で、私のAGENTS.mdを調べてみたけど、231行のうちどれを消せばいいんでしょうか?

この疑問、当然わいてきますよね。効果の数字はある。やることも「10行にする」で分かる。なのに、何を残して何を捨てるかの基準が、色々調べないと出てこない。

「そこがいちばん知りたいのに!」と、画面の前でつぶやきました。

しんやんさんご自身も、補足でこう書かれています。

一つ注意点としては、AGENTS.mdとかskill.mdをAIに書き換えさせることになるので、旧ファイルは他の場所にコピペしとくとか名前変えて置いといてもいいと思います!
私はエイヤーでやるタイプなので、保全とかはしません

ここ、私は真似しませんでした。理由がはっきりあります。

私の指示には「原本を勝手に変えない」「公開前に確認する」といった約束が積み重なっています。私の場合、これが壊れると、記事も配布物も全部やり直しになるんです。

だからといって、しんやんさんのやり方が雑だ、という話ではないんです。その人が何を失うと困るかで、必要な慎重さが変わるというだけなんですね。ご本人も「消費トークン追いかけるのもトークン食う」と書かれていて、そこも納得しました。追うこと自体にコストがかかるわけです。

そしてここが、家の例えでいちばん大事なところだと思っています。

他人の家が10本で建っているからといって、自分の家も10本でいい、とはならないんですよね。

間取りが違えば、支えるべき場所も変わります。だから「10行」という数字だけを持ってきて自分の家に当てても、どの柱を抜いていいのかは、結局わからないままなんです。

ということで、こうなりました。

  • 効果は出ているらしい
  • でも、何を残すかは自分で決めるしかない
  • しかも、失敗したときに戻せる保証が無い

なら、自分の環境で試して、失敗も含めて記録してしまおう。そう考えたのが今回の出発点です。

📣 震源をたどったら、OpenAI公式にぶつかりました

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作業に入る前に、ひとつ確かめたことがあります。

そもそも、この「AGENTS.mdを見直そう」という流れは、どこから来たんでしょうか? 遡ってみたら、話題の起点はOpenAI公式の投稿でした。

9月12日、OpenAI Developersのアカウントが、GPT-6 Astraを最大限に活用するために、スキルを再確認し、AGENTS.mdとタスクプロンプトを見直すよう案内しています。スキルの起動条件を具体的にすること、関係する場面でガイダンスを読ませること、完了の定義をはっきりさせること。案内されていたのは、この3点でした。

この投稿、600万回以上表示されています。

つまり、順番はこうだったわけです。

  1. 公式が「AGENTS.mdやSkillsを見直してください」と案内した(9月12日)
  2. それを受けて、具体的な方法がXで共有された(9月17日・18日)
  3. 私を含む何人かが、実際に自分の環境で試した(9月19日〜)

ここで、ひとつだけはっきりさせておきたいことがあります。

OpenAI公式は「10行にしなさい」とは言っていません。

私が確認した公式ガイドにも、行数の指定は見当たりませんでした。公式が言っているのは「見直してください」であって、「短くしなさい」ではないんですね。

🔗OpenAI公式:Custom instructions with AGENTS.md

この違い、地味ですが結構大きいと思っています。

家でいうと、公式が言ったのは「そろそろ点検してください」であって、「柱を10本にしてください」ではないんです。点検の結果、いまのままでいい家もあります。

「10行」は、誰かが自分の家で点検してみて出たひとつの結果なんですよね。目標として配られた数字ではないんです。自分の約束が12行で収まるなら、12行で正解です。

ここを取り違えると、「10行にすること」が目的になって、消してはいけない約束まで削ることになります。私も一度、危うくそうなりかけました……(この話は後の章でします)。

ということで、私がまずやったのは、削る作業じゃないんです。

まず、自分の家の図面を読むところから始めました。

AGENTS.mdが、いつ、何を、どの順で読ませているのか。そこがわからないまま柱を抜くのは、さすがに怖かったので。

🧭 まず、自分の家の図面を読む

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AGENTS.mdって、そもそも何をしているんでしょうか?

私もずっと「AIへの指示書」くらいの理解で使っていました。でも、削るとなると、それだと足りないんですよね。どこに何本の柱が立っているのか分からないまま、壁を叩いて回ることになります。

ということで、OpenAI公式のガイドを読み直しました。書いてあったのは、短い一文です。

Codexは、仕事を始める前にAGENTS.mdを読む

🔗OpenAI公式:Custom instructions with AGENTS.md

ここ、大事です。仕事のたびに、毎回読んでいるんです。

しかも1か所だけではありません。Codexホーム側の共通指示を読んで、そこからプロジェクトのルート、いま作業している場所まで、近づきながら順番に重ねていきます。作業場所に近い指示ほど後から入って、前の案内より優先されるわけです。

家でいうと、どうなるでしょうか?

  • 玄関に貼った紙=どの部屋へ行くときも、出かける前に必ず読む
  • 部屋ごとの貼り紙=その部屋に入ったときだけ読む
  • 本棚にしまった本=必要になったときだけ取り出す

問題は、玄関の紙が231行あったことでした。ちょっとホラーな家すぎる……。

台所へ塩を取りに行くだけなのに、玄関で231行を読んでから歩き出す。そういう状態だったんですね。

もう1つ、Skillという引き出しがあります

公式ガイドには、Skillの話も出てきます。Skillは、必要な仕事のときだけ開く手順書です。

🔗OpenAI公式:Build skills

たとえば、ニュースレターを書かない日に、ニュースレターの文体ルールを全文読む必要はないんですよね。記事を書く依頼が来たときだけ、名前と説明から関係するSkillを選んで、中身を読む。そういう仕組みになっています。

つまり、AIに渡せる紙には、最初から何種類あったのか? 

答えは2種類です。

  1. 毎回読む紙(AGENTS.md)
  2. 必要なときだけ開く紙(Skill・別紙)

ここが分かった時点で、やることが変わりました。削るのではなく、引っ越しです。

玄関に積んであった荷物を捨てるんじゃなくて、部屋へ運ぶ。玄関には「どの荷物がどの部屋にあるか」の案内板だけを置く。そういう作業だったんです。

あと1つだけ。公式では、共通指示と案件指示を重ねること、近い場所の指示が後になること、合計サイズに上限があることが説明されています。合計サイズに上限がある、というのも後から効いてくる。

🧪 話題の方法を、自分の家で仕込んでみた

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図面が読めたので、実際に手を動かしました。

9月19日の夜、私はこう投稿しています。

早速話題のGPT-6 Astraのトークン消費を劇的に抑えると噂の方法を仕込むため、GPT-6 AstraのHighで自分の環境を調整
目標はAGENTS mdを5〜10行にするだけ
けど、その調整作業にもうトークン19%も使ってしまったから、ここからが実際に検証フェーズ!

「目標は5〜10行にするだけ」と書いておきながら、その作業で19%です。この時点でもう、雲行きがあやしいですよね……。

なぜそんなに食うのか。理由ははっきりしていて、231行を10行にする作業そのものが、AIにとってはかなり重い仕事だからなんです。

しかも私の場合、役割ごとに手順を持たせたAI(私は「AI社員」と呼んでいます)を何人も動かしています。入口を変えると、その全員の動きを確かめ直すことになるわけです。

何が書いてあるかを読んで、意味が重なっている行を見つけて、どれが捨てられてどれが捨てられないかを判断して、別紙へ移して、移した先から元の場所へリンクを張り直す。柱を抜く前に、その柱が何を支えているかを全部調べているようなものです。

では、その日のうちに10行へできたのか? いいえ、結論は出しませんでした。夜のうちに検証を重ねてもらっています。

翌朝の投稿がこれです。

結局週間使用量の約50%を消費
ただ、231行から10行になっても今までと変わらず動くようになったのは素晴らしい。検証に時間をかけて正解

約50%。

「何で50%も消費するの」と自分でも思いました。ただ、これは慎重さの度合いなんですよね。私の場合、AIカンパニーやAI社員、AIオフィスまで動かしているので、それらが問題なく動くことまで含めて検証しました。

逆に言うと、「まいっか」で終わらせれば、そんなに消費しないです。もう気持ちの問題です!

⚠️ 自動チェックは通っていました。でも、記事の口調は落ちていた

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だんだん中身の話になるので少しマニアックになってきますが、ゆるくお付き合いください。

AGENTS.mdを調整して、試しに記事を書かせてみました。

そこでわかったのは最初の短い候補でAIが約束を2つ取りこぼしたということ。

1つ目。未掲載のローカル画像リンクが、新しい原稿にそのまま残りました。私のニュースレターでは、手元で見える画像でも、公開用URLがなければ配信先には表示されません。あなたの画面では、そこが空っぽになります。

2つ目。新しい原稿の体験談に「〜しておけばよかった。」という常体が混ざりました。私の記事は、体験談も含めてです・ます体がメインです。

ここが、いちばん怖かったところなんですが。

自動チェックは通っていたんです。

構造の検査も、掲載形式の検査も、全部OK(緑)でした。それでも、守りたかった口調は落ちていました。自動の検査が見ているのは形であって、温度ではないんですよね……。

なぜ落ちたんでしょうか?

原因を探したら、自分の書き方に行き当たりました。私は入口へ「好みの資料を読んで」と書いていたんです。

これ、人間なら通じます。

実際、私もAIカンパニーのナレッジとして会社のアイデンティティも設定しているからある程度”好み”は想像できる状態です。でもAIからすると、状況ごと「好みの資料」がどれで、いつ読むのかが決まっていません。曖昧なまま別紙へ移したので、移した先が開かれなかったわけです。

そこで書き直しました。「記事を書く時は、ニュースレターの文体と、未掲載画像の扱いを定めた資料を読む」。読む条件と、参照先を具体化したんですね。

修正後、同じ種類の原稿2件で文体と画像の扱いを確認しました。ここで言えるのは、2件で直ったところまでです。未知の原稿すべてで安定するとは確認していません。

もう1つ、白状しておきますね。

AGENTS.mdを短くしたあとに、「案件のフォルダの外にある資料まで、ちゃんと案内できるか」を試しました。頼んだ4つの用途では、ぜんぶ目的の資料にたどり着けたんです。

ただ、私が採点表へこっそり足しておいた「おまけの索引も案内できるか」は、できていませんでした。

頼んだことはできた。自分で勝手に足した追加点のほうは取れなかった。なので、ここは「部分合格」と書いています。

合格に見せるために、あとから採点項目を消しておく……みたいなことは、していません。

そして、ここで誘惑が来ます。

弱点が見つかると、毎回読む10行をまた増やしたくなるんです。「じゃあ文体のことも1行足しておくか」と。

でも、それを繰り返すと231行へ戻ります。

「AGENTS.mdに文体なんかいらないよね」、などと思いながら、不安になるたびに柱を足していた、あのときと同じ動きなんですよね。だからここは踏みとどまり”削る勇気”と”整理する意味”を見出して必要な仕事でだけ別紙を開く方向へ直しました。

📊 231行から10行へ。ただ、入力が増えた仕事もあった

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ここからはさらにマニアックな数字の話です。ピンと来なければ、次の章まで飛ばしても大丈夫です。

その前に1つだけ。トークンは、AIが扱う文章量の単位で、文字数と同じではありません。

今回の比較では、各組み合わせを1回ずつ観測しました。厳密な性能試験ではなく、入力の再利用状態や実行順も完全にはそろえていません。

✅️AGENTS.mdを調整後に記事を作成させてルール適用と変化確認 ↓

仕事

変更前の総入力

比較候補の総入力

結果

誤字1か所の修正

242,557

214,717

指定箇所と控えを確認

新しい原稿の作成

575,371

625,711

文体を補完した候補。要件を確認したが総入力は増加

案件内の利用条件の参照

772,216

420,592

現行条件の原文へ到達

案件外から入口を案内

509,859

463,091

依頼4用途は達成、追加採点は未達

2行目を見てください。増えています。

正直、この表を見たときは「あれ?」となりました。短くしたのに増えるって、何が起きてるんでしょうか?

身近な仕事で、前後を並べてみます

数字だけではイメージしにくいので、誤字を1か所だけ直す仕事で見てみます。

依頼は、長い原稿を全部書き直すことではありません。

たとえば指定された「延気」という誤字を「延期」へ直し、ほかの文章は変えず、変更前の控えを残す仕事です。

変更前の長い入口では、AIは指定箇所と控えを確認して、要件を満たしました。この1回の総入力は242,557、うち再利用入力は185,216、出力は1,711です。

短い候補では、入口が「既存ファイルを変える前に、安全手順の該当部分を読む」と案内します。AIは必要な手順を開いて、同じく指定箇所と控えを確認しました。総入力は214,717、再利用入力は162,432、出力は1,853でした。

見る点

変更前

短い候補

総入力

242,557

214,717

再利用入力

185,216

162,432

出力

1,711

1,853

指定箇所の確認

できた

できた

控えの確認

できた

できた

この仕事では、総入力が27,840少なくなりました。玄関で読む紙が減ったぶん、軽くなったわけなんですね。

ここだけ見れば、きれいに効いています。

ただ、ここから「短くすれば毎回27,840減る」とは言えません。各組み合わせ1回で、実行順や再利用状態を厳密に統制した実験ではないからです。

そして、新しい原稿づくりでは50,340トークン増えました。

入口が短くなっても、仕事の最中に読む資料やAIとの往復が増えれば、合計は増えるんですよね。玄関の荷物を部屋へ移したら、今度は部屋へ取りに行く回数が増えた、というだけの話なんです。

これ、けっこう大事な発見でした。「短くする」と「軽くなる」は、同じ意味じゃないんです。

ここで1つ注意があります。総入力と再利用入力を足し算しないでください。再利用入力は総入力の内側に含まれます。Codexの利用上限表示、APIの請求額、入力、再利用分、出力も、それぞれ別の数字です。

🔗OpenAI公式:Prompt caching

しんやんさんの投稿を振り返ると、AGENTS.mdを約10行にして、2日終了時点で週間枠の累計33%を使ったという報告がありました。ログの生の処理トークンは約3.05億、入力の約94%は再利用だったとしています。

これはしんやんさんの環境での観測です。

短縮だけでなく、モデルの分業やレビューの分離も同時にやられています。私の節約率や、短縮単独の効果へは置き換えません。

ついでに、私の「約50%」についても書いておきますね。

これ、実はそんなにきっちりした数字ではないんです。Codexの画面に出ている「今週どれだけ使ったか」の表示を、そのとき目で見て書いただけ。料金の請求書を見たわけでも、使ったトークンを全部数えたわけでもありません。

なので「だいたいそれくらい減った感じ」くらいに受け取ってもらえると、ちょうどいいです。

ということで、「短くすれば安くなる」と言い切るより、どの仕事で何が増減したかを見るほうが現実的でした。

ちなみに、トークン消費を抑える話は前にも書いています。あちらはNotebookLMへ長い資料を置く設計で、今回のAGENTS.md整理とは仕組みも条件も違います。

同じ「トークン削減」という言葉だけで、数字を横並びにはしません。ただ、あちらはあちらでとても便利なので、今もよく使っているんですよね。

🔑 で、テツメモの10行は何を担っているのか

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お待たせしました。ここでやっと中身です。

私が10行へ残したのは、細かな仕事の手順ではありません。どの仕事でも外したくない10種類の役割でした。

10行の全文は、有料特典のZIPへ入れています。ここでは概要を抜粋して1行ずつ何を守っているのかを見せますね。

10行のAGENTS.mdが担う10種類の役割

10行が担う役割

何を守るためか

  1. やさしく伝える

専門用語を先に言い換え、長い作業では進捗・エラー・対処を短く共有する

  1. 依頼の範囲を守る

相談だけなのに実装したり、承認範囲を勝手に広げたりしない

  1. 変更前に安全を確認する

原本変更、依存追加、公開、送信の前だけ安全手順を開く

  1. 消さずに戻せる形へ置く

再帰的な強制削除を避け、原則は退避と記録にする

  1. 控えと正本を守る

変更前に控えを取り、正本を直し、指定先だけへ反映する

  1. 一次情報と実物で確かめる

完成物を検収し、事実・推測・未確認を分ける

  1. 開ける報告を渡す

保存先、次の順番、所要時間まで示す

  1. 本人が選べる形にする

手作業を丸投げせず、貼る依頼文や使える成果物を渡す

  1. 保存先と正本を必要時だけ探す

いつも全部を読まず、保存先を決める時だけroutes.mdを開く

  1. 仕事別の好みとSkillを必要時だけ読む

記事、画像、動画など、その仕事に関係する資料だけを開く

10種類を並べると、狙いが少し変わって見えませんか?

「約束を削った」というより、毎回読む入口と、必要なときだけ読む手順を分けただけなんですよね。玄関に家中の荷物を積むのをやめて、案内板だけを置いた、という話です。

詳しい安全手順はsafety.md、保存先と正本はroutes.md、記事や画像など仕事別の好みはpreferences.mdへ分けています。繰り返す専門作業はSkillです。

ただし、これは私の家の設計例です。公式が10行を勧めているわけでもありませんし、みなさんのAGENTS.mdも10行にすればいい、という話でもありません。

自分の約束が12行で収まるなら、12行で大丈夫です。短い指示しかない人は、変更不要が正解です。ここを無理に10行へ合わせる必要はありません。

引き出しを3つに分けたら、10行の意味が見えました

では、231行をどうやって10行まで持っていったのか? 整理を始めたとき、私は最初「残すか、消すか」の2択で考えていました。

でも、それだと大切な約束を消すか、231行を全部残すかのどちらかになるんですよね。どっちも嫌でした。

そこで、約束を3つに分けました。

1つ目は、毎回守る約束

安全、原本、公開、報告のように、仕事の種類が変わっても外したくない約束です。ここが10行の入口へ残ります。

たとえば「依頼の範囲を守る」「既存ファイルの変更前に控えを取る」「公開・送信の前に確認する」は、記事でもアプリでも同じですよね。家でいうと、どの部屋にも効いている柱です。

2つ目は、必要な判断のときだけ開く別紙

安全に変更する手順、保存先を決める手順、記事や画像の好みなどです。

変更しない日に、安全手順を毎回全文読む必要はありません。保存先を決めない仕事で、全フォルダの地図を読む必要もないんです。「いつ読むか」を入口から案内して、詳しい説明は別紙へ置きます。

3つ目は、特定の仕事を繰り返すSkill

ニュースレターを書く、PDFを検査する、スライドを作る、といった仕事ごとの手順です。Skillには、使う条件、使わない条件、完成の目印を持たせます。

この分け方なら、毎回の入口を軽くしつつ、詳しい手順を捨てずに済みました。

ただし、別紙へ置けば自動で読まれるわけではありません。入口から「どんなときに、どの資料を読むか」がつながって、完成物で守れたかを確かめる必要があります。私が最初に文体と画像条件を落としたのは、このつながりが曖昧だったからでした。

🧯 いちばん大事だったのは、短くする前に戻し方を作ることだった

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ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

10行へ変える前に、私は元の231行を控えとしてGitHubに残しました。入口と別紙も、同じ版の一式として管理しています。

※GitHubは作業中のセーブポイントを作って前に戻ることができます。コード書かせる、修正するときには必須のサービスですので、まだの方は登録を推奨します。無料で使えます!

「戻せる」って、どこまでできたら戻せたと言えるんでしょうか? 見た目が似ているだけでは、私は合格にしません。次の5つを確認します。

  1. 変更前の控えがある
  2. 元のファイル名と置き場所が分かる
  3. 入口と別紙の版が組になっている
  4. 戻したあとの内容の印が一致する
  5. 古い同期や生成処理が、戻したファイルを再び上書きしない

とくに5番、見落としやすくないですか?せっかく戻したのに、夜中に動く自動処理が上書きしていく、みたいなことが起きます。

私の環境では、最終運用版の6ファイルを反映して、復旧して、もう一度反映する往復を確認しました。復旧の道具は模擬環境で23項目、旧生成を止める確認は7項目を通しています。

ただし、AIの過去ケースを30回やり直した、という意味ではありません。外部へ送信済みの物や、別のデータまで戻す仕組みでもないです。戻せるのは、管理している指示ファイルだけです。

「何でそこまで慎重に?」と思いますよね。私も途中で思いました。

でも、家の柱を抜くときに、元の図面をどこにも残していなかったらどうでしょうか。抜いてみて「あ、これ必要だった」と気づいても、もう戻せません。

短くする作業より、失敗しても戻せる設計のほうが長く使えます。ここだけは、譲らなくてよかったと思っています。

🧩 CodexとClaude Codeでは、同じ紙でも読み方が違う

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ここ、飛ばしたくなるところなんですが、省略できないんです。短く書きますね。

Codexは、Codexホーム側の共通指示から、プロジェクトのルート、いまの作業場所まで順に探します。近い場所の指示が後から入ります。

Claude Codeのほうは、CLAUDE.mdを中心にした仕組みを持っているんです。公式文書では、Claude Code v2.1.277以降でAGENTS.mdを直接読めるとされていますが、既定では作業場所より上にCLAUDE.mdやCLAUDE.local.mdがあると、そちらを読んで、AGENTS.mdは直接読みません。設定で両方読む方法や、CLAUDE.mdからAGENTS.mdを取り込む方法もあります。

同じ紙を置いても、読む家によってルールが違うわけですね。ここを揃えたつもりで揃っていないと、片方だけ約束が抜けます。

🔗Anthropic公式:How Claude remembers your project

今回のキット制作では、WindowsのCodex CLI 0.149.0で静的検査と配布ZIPの確認をしました。Claude Code 2.1.278は版だけ確認しています。

Claude CodeがAGENTS.mdへ対応したと知ったときのポストはこちら。

Claude CodeがAGENTS.mdに対応って本当にありがたい
これを機会にAGENTS.mdの見直しを本当にオススメします

ここで言いたいのは、「今回AGENTS.mdを10行にしたから、すぐにClaude Code側のCLAUDE.mdを削除してAGENTS.mdに1本化すればいいじゃん!」という話じゃないです。

AGENTS.mdの10行が効くかもしれないのはCodexで、モデルはGPT-6 Astraがメインの話。Claude CodeではFable 5.1が使える人、OpusやSonnetがメインの人などモデルが違えば動きも変わります。

ここは慎重に、今回はCodexのためにAGENTS.mdを調整しているという点に集中していきましょう。

🚀 でも、いきなり自分の家は触りたくないですよね

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ここまで読んで、「自分のAGENTS.mdも短くしよう」と思った人。

まだ書き換えなくて大丈夫です。

じゃあ、最初に何をすればいいのか? 読むだけの点検です。柱を抜く前に、まず何本あって、どれが何を支えているかを数える。それだけです。

CodexまたはClaude Codeで、普段の仕事とは分けた新しいタスクを開きます。そこへ次の依頼文を貼ります。返事に「実際に確認できた指示」「失うと困る約束」「重複や矛盾」「変更不要の可能性」「控えと戻し方」が出れば成功です。

✅️参考までに私が最初に指示をしたプロンプト ↓

参考にする公式ガイド:OpenAI「Custom instructions with AGENTS.md」
https://learn.chatgpt.com/docs/agent-configuration/agents-md

この公式ガイドで、CodexがAGENTS.mdをどこからどう読むかを確認したうえで、次の点検をしてください。

安全のため、今回は読み取り点検だけをしてください。AGENTS.md、CLAUDE.md、Skills、設定、記憶、原本を変更・移動・削除しないでください。外部送信、公開、導入も行わないでください。

最初に、あなたが今の作業場所で実際に読める「毎回守る約束」と「必要な仕事で開く手順書」の候補を確認してください。読めない場合は推測で埋めず、「未確認」と書いてください。Claude CodeとCodexの仕組みを同じものとして扱わず、使っているアプリ名と版を記録してください。

同梱の`見本_汎用10行_AGENTS.md`は構造の参考です。私の現行指示へそのまま採用せず、残す約束と参照先の違いを先に確認してください。

次の順で短く報告してください。
1. 実際に確認できた指示ファイルと、適用範囲
2. 失うと困る約束(安全、原本、公開、文体など)
3. 重複、矛盾、仕事ごとに分けられそうな手順
4. 変更不要の可能性
5. 変更する場合に先に必要な控えと戻し方

10行を目標にしないでください。根拠不足、短縮の利益がない、重要な約束を守れない場合は「変更不要」を結論にしてください。点検結果を返したところで止まり、候補作成や適用へ進まないでください。

この文は汎用的に調整したのでそのまま使えます。

逆に、貼らないものもあります。自分のAGENTS.md全文を、内容を確かめずに公開チャットへ貼らないでください。APIキー、顧客情報、社外秘、個人のパスが含まれる場合は渡しません。「10行に書き換えて」と先に頼む文も、まだ貼らないでくださいね。重要なのは先に確認させて計画を出させること、いきなり実装は絶対にNGです。

そして、ここが大事なんですが。

読み取り点検の返事を見て、「変更不要」ならそこで成功です。

短縮が要らない人に、短縮作業を増やさないための点検なので。点検して「うちは今のままでいい」と分かったなら、それがいちばんいい結果です。

✅ 前半で分かったこと

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ここまで書いてきて、自分でも整理がつきました。

私が231行から10行へ変えたのは、AIへの約束を捨てたかったからではないんですよね。毎回読む入口と、必要なときだけ読む手順を分けたかっただけでした。

やってみて、何が分かったんでしょうか?

3つあります。

1つ目は、「10行」は目標ではなく、誰かの家の結果だったということ。OpenAI公式が言っているのは「見直してください」であって、行数の指定はどこにもありませんでした。

2つ目は、短くしても総入力が増える仕事があるということ。誤字修正では27,840減りましたが、新しい原稿づくりでは50,340増えています。玄関を軽くしても、部屋へ取りに行く回数が増えれば合計は増えるわけです。

3つ目は、自動の検査が全部緑でも、守りたかったものは落ちるということ。文体と画像の扱いを取りこぼしたとき、自動チェックは通っていました。これはちょっと、こわかったですね……。

ということで、最初に試してほしいのは、10行への短縮ではありません。

読むだけの点検です。

自分の家に柱が何本あって、どれが何を支えているのか。まずそこを数えるところから始めてみてください。

ここから先の有料パートでは、その点検をすぐ始められるキットをお渡しします。私の10行の全文も、そこに入れてあります。

ちなみに「そもそもSkillって何?」というところから知りたい人は、この回が入口になります。

スマホだけでCodexとClaude Codeを動かした回も、環境まわりの話として近いです。

▼ 私が今回どこまで確認して、どこを確認していないかは、記事の最後にまとめています。

  • 10行はOpenAI公式の推奨ではない
  • 案件の指示、別紙、Skills、会社側の案内は残っている
  • 短くしても、仕事全体の総入力が増えた例がある
  • 文体と画像の扱いを取りこぼし、参照条件を直した
  • 文体を補ったあとに直接試した原稿は2件
  • 最終運用版は反映、復旧、再反映まで確認した
  • Claude Codeは版確認のみで、完成キットの通し実行は未確認

🔐 ここからのコンテンツ

ここまで、私の10行が担う役割、OpenAI公式の読込方式、231行から10行へ変えた実装、取りこぼした約束、総入力が増えた例、控えと復旧の考え方まで見てきました。

「自分の指示も、一度点検してみたい」

「でも、普段のAGENTS.mdをいきなり触るのは怖い」

「戻せると言われても、何を残せばいいか分からない」

不安ですよね……。

今の指示を探す。大事な約束を抜き出す。重複を見つける。別の場所へ候補を作る。普段の仕事で比べる。失敗したら控えへ戻す。これを自分の本番環境でいきなり試すのは、かなり気が重いですよね。

いきなり自分の家で練習する人は、いないと思うんです。

だから今回は、練習用の家を1軒まるごと用意しました。架空の資料だけで、点検から復旧までを試せる「AIへの指示を安全に見直すスターターキット」です。

ZIPを展開し、index.htmlを開き、最初の依頼文を新しいタスクへ貼ります。詳しい指示は、困った時だけ開きます。

では、キットには何が入っているのか?

無料本文へ載せなかった汎用10行の全文、必要時だけ読む別ファイル3冊、読み取り点検から復旧までの架空練習4段階、点検と比較の記入例、成功した手順をSkillへまとめる依頼文、起動する条件と起動しない条件を持つSkill見本が入っています。

目指すのは、みなさんのAGENTS.mdを10行にすることじゃないんです。変更不要を選べること。候補を原本とは別に作れること。元へ戻した内容の印が一致したときだけ、復旧成功と言えること。この3つです。

やることは4つです。

  1. 読むだけで点検する
  2. 必要なら別の場所に候補を作る
  3. 架空素材3ケースだけで比べる
  4. 控えから戻し、内容の一致を確かめる

最初は、点検だけで止めて大丈夫です。4つ全部やらなくても、1つ目で終わっていいんです。

もっと言えば「練習なんて面倒だ!」という人は、今回のキットを読ませて、「こんな感じで私の環境を点検して、雑誌のように読みやすいHTML形式レポートで報告して」ってお願いしてから実行しても良いんです。

AGENTS.mdの圧縮はすぐには気づきにくいですが、使えば使うほどジワジワ効いてきていると実感しています。

それではここから先で、10行全文と練習一式をお渡しします。約束を消す前に、戻れる場所から一緒に試してみてください!

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