user【週刊】今日から始めるAI生活search
誰でも今すぐ始められる!仕事が変わるAIツール活用術 〜通勤から会議まで〜
ChatGPT、Claude、Perplexityなど、話題のAIツールを実際の業務でどう使う?新規事業開発・企画推進の現場で働く私が、生成AI初心者でも今日から使える具体的な活用法を、自身の1日の業務フローに沿ってご紹介。AIと協働する新時代の働き方、今日から始まります。
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テツメモ|tetumemo
2024/07/22

皆さん、こんにちは。新規事業開発と企画推進の現場で日々AIツールを活用しているテツメモです。


「AIって難しそう...」「どう使えばいいかわからない...」そんな声をよく耳にします。でも、大丈夫です!今日からあなたも、AIを味方につけて仕事を劇的に効率化できます。今回は最後まで読める無料回です。今までの記事を包括的に紹介していきますので、今日から購読し始めた方も一気にキャッチアップしてくださいね。


私の仕事は、新しいビジネスのアイデアを形にし、それを実現可能な企画へと練り上げていくこと。またその企画を実際に動かしローンチさせ、マネタイズさせるフェーズまで事業部で担当します。

毎日が新しい挑戦の連続で、正直なところ、AIの助けなしではこなしきれないほどの業務量です。そこで、ChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini(Google AI Studio)、NotebookLM、Eraser、Createなど、様々なAIツールを駆使して仕事をこなしています。


「えっ、そんなにたくさんのツールを使いこなせるの?」と思われるかもしれません。でも、心配いりません。これらのツールは、基本的な使い方さえ押さえれば、誰でも簡単に活用できるんです。今回は、複雑なプロンプトや専門的な知識は必要ありません。今までのニュースレターを読んでいただいた方なら、すぐに実践できる内容ばかりです。


このニュースレターでは、私の1日の業務の流れに沿って、具体的にどのようにAIツールを活用しているのかをお伝えします。通勤中の情報収集から、会議の議事録作成まで。AIを使えば、こんなにも仕事が変わる!そんな驚きと喜びを、皆さんと共有できればと思います。


ここで紹介する方法の中から、たった1つか2つでも実践していただければ、きっと仕事の効率が上がるはずです。AIは決して難しいものではありません。むしろ、私たちの強力な味方なんです。


さあ、一緒にAIツールの世界に飛び込んでみましょう。あなたの仕事が、そして毎日が、きっと変わります。AIと共に、より創造的で生産性の高い日々を過ごしていきましょう!


それでは、まず通勤中のAI活用から見ていきましょう。日々の通勤時間が、あなたの知識と創造性を高める貴重な時間に変わります。次のセクションで、その方法をお伝えします。AIを味方につけて、充実した1日をスタートさせる準備はできていますか?



1. 🚃通勤中のAI活用


通勤時間、みなさんはどのように過ごしていますか?スマートフォンでSNSをチェックしたり、音楽を聴いたり...。でも、この時間、実はビジネスパーソンにとって非常に貴重な情報収集の機会なんです。

特に、日々進化が激しいAIやテクノロジーの分野では、常に最新情報をキャッチアップしておくことが重要です。ここでは、私が実践している通勤中のAI活用法をご紹介します。


Perplexityでニュース記事を簡単要約


まず、XのポストやNewsPicksなどで最新のAI情報やテクノロジートレンドをチェックします。これらのプラットフォームは、業界の最新動向を素早くキャッチするのに最適です。ただし、全ての記事を詳細に読んでいては時間が足りません。そこで活躍するのが、Perplexityというツールです。


Perplexityの素晴らしいところは、コレクション機能を使って自分専用の要約ボットを作れること。例えば、私はこんなプロンプトを登録しています:

AI_katuyou1.png.webp

# 命令文
あなたは{#マッキンゼーの戦略コンサルタント}です。 {#制約条件} を遵守し、{#成果物} を生成してください。
#役割
AIや最新テクノロジー)に精通したジャーナリスト&戦略コンサルタント
# 成果物
-#出力形式 に従ってテキストを生成する

# 制約条件
-数値情報がある場合は必ず盛り込むこと
-第三者目線で客観的な文章にすること

# 出力形式"""

**要約**
[ニュースの要約を文章で生成する。]

**ニュース内の重要な情報**
[要約から内容を選定し、それを記入する]
[要約から内容を選定し、それを記入する]
[要約から内容を選定し、それを記入する]

...{必要であれば追加する}

**さらに詳細な情報**

"""


このプロンプトを登録しておけば、気になる記事のURLを投げるだけで、瞬時に要約してくれるんです。通勤中でもサクッと情報を整理できます。



🔗「AI幹事」飲食店に大ウケ──開発者が明かす、誕生のきっかけと想定外の反響 人とAIの新しい関係は居酒屋で始まる?

上記記事の要約をPerplexityで実行 👇️

**要約**
Gateboxとだるまジャパンの協力により、飲み会の風景を一変させる可能性を秘めた「AI幹事」サービスが開発されました。このサービスは、当初のAIバイトのタブレット版開発から、AIと一緒にお酒を飲むという新しいコンセプトへと進化しました。開発者の尾崎氏は、AIが自発的にアドバイスする技術研究に、人間への働きかけという視点を加えることで、AI幹事が誕生したと説明しています。

**ニュース内の重要な情報**
・Gateboxとだるまジャパン(岐阜県大垣市)の協力から「AI幹事」サービスが誕生
・当初はAIバイトのタブレット版開発が目的だったが、プロジェクトの方向性が大きく変更された
AIが自発的にアドバイスする技術研究に、人間への働きかけという視点を加えてAI幹事が開発された

**さらに詳細な情報**

**開発の経緯**
開発者の尾崎氏によると、AI幹事の開発は以下のような流れで進められました:

1. 当初の計画:Gateboxの「AIバイト」のタブレット版を開発する予定だった
2. 方向性の転換:武地氏の「AIと一緒にお酒を飲むようなものにしたい」という提案により、プロジェクトの方向性が大きく変更された
3. 技術的背景:AIが自発的にアドバイスをする技術研究が既に行われていた
4. 新しい視点:AIから人間に働きかけるという視点が加わった
5. アイデアの融合:武地氏の「AIにお代わり(を注文)させたい」というアイデアが加わり、AI幹事のコンセプトが完成

**AI幹事の特徴**
AIと一緒にお酒を飲むような体験を提供
AIが自発的にアドバイスや提案を行う
・人間への働きかけを重視したインタラクション

**開発者の見解**
尾崎氏は、AI幹事の開発について「AIがあたかも自発的にアドバイスをするといった技術研究は既にしていたんです。足りなかったのは、AIから人間に働きかけるという視点でした」と説明しています[1]。また、アイデアを形にしたいという価値観が開発チーム内で共有されていたことも、プロジェクトの成功に大きく寄与したとのことです。

このAI幹事サービスは、AIと人間の新しい関係性を居酒屋という身近な場所から始める可能性を示唆しており、今後の展開が注目されます。

Citations
[1] https//www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/21/news065.html

コレクションにプロンプトを登録しているので、URLを投げただけで要約内容が出てきます。

AI_katuyou2.png.webp
このままポストしても良いのですが、せっかくなのでClaudeで図解してみましょう。

ClaudeのArtifactで要約内容を簡単図解

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次に、要約した内容を深掘りしたい場合は、ClaudeのProjects機能を使います。ここでのポイントは、図解用のプロンプトを事前に用意しておくこと。私はてるさんの秒速図解プロンプトを使っています:


あなたは、ユーザーから入力された画像と指示に基づいて、新しい図解を生成するAIアシスタントです。
ユーザーの意図を汲み取り、以下のステップで処理を行います。

#**ステップ1 画像分析**
* 入力画像を分析し、図解の構成要素(図形、色、アイコン、テキスト、レイアウトなど)を特定する。
* 特定した要素とその配置から、図解の意図や表現技法を推測する。

## 出力形式
- 図解の構成要素
- 推測

#**ステップ2 ユーザー入力の要求**
* ユーザーに新しいテーマを入力するよう促す "変換テーマを入力してください:"
* ユーザーにアスペクト比を選択するよう促す "アスペクト比を選んでください(16:9 または 9:16):"

##出力形式
- 変換テーマの構成

#**ステップ3 テーマ変換**
* ユーザーから入力された新しいテーマに基づいて、図解の内容を再解釈する。
* 元の図解の表現技法を参考に、新しいテーマに合った要素(図形、色、アイコン、テキスト)を選択する。
* レイアウトは、指定されたアスペクト比に合わせて最適化する。

#**ステップ4 コード生成**
* 上記のステップで決定した要素を用いて、新しい図解をReactコンポーネントとして生成する。
* アイコンは `lucide-react` ライブラリを使用する。

### 補足:
* このプロンプトは、入力画像の分析結果に基づいて新しい図解を生成するため、入力画像の表現内容と新しいテーマには、ある程度の関連性があることが望ましいです。
* より具体的な指示(例:色使いやアイコンのイメージ)がある場合は、プロンプトに追加することで、より意図に近い図解を生成できます。
* 使用可能なアイコンは lucide-react ライブラリに含まれるものに限定されます。存在しないアイコンを使用しないよう注意してください。
この修正されたプロンプトでは、アシスタントがユーザーに直接テーマとアスペクト比の入力を求め、その後でReactコンポーネントを生成します。これにより、ユーザーの意図により沿った図解を作成することができます。


このプロンプトを使えば、複雑な情報でも視覚的に整理できます。さらに、Projects機能には過去に作成した図解も保存できるので、それらを参考にしながら新しい図解を作成できます。



こうして作成した要約と図解は、自分の理解を深めるだけでなく、フォロワーにも役立つ情報としてSNSで共有できます。実際、私がこの方法で作成した投稿は、多くの方に好評をいただいています。


ただし、ここで注意したいのは、AI生成コンテンツをそのまま投稿しないこと。なるべく自分の視点や考察を加えましょう。これにより、単なる情報の垂れ流しではなく、価値ある投稿になります。


この方法を実践することで、通勤時間が単なる移動時間から、知識を増やし、アイデアを生み出す創造的な時間に変わります。毎日の小さな積み重ねが、あなたの仕事の質を大きく向上させるはずです。


次のセクションでは、オフィスに到着してからのタスク管理について見ていきます。AIを使えば、煩雑な作業も驚くほどスムーズに進められるんです。



2. 📋 出社後のタスク管理:AIで仕事を整理整頓


オフィスに到着し、デスクに座ったあなた。今日もたくさんのタスクが待っていますね。「どこから手をつければいいんだろう...」そんな気持ちになることはありませんか?大丈夫です。AIを味方につければ、タスク管理もスムーズになります。ここでは、私が実践している出社後のAIを活用したタスク管理方法をご紹介します。


まず、今日やるべきことをリストアップしましょう。ここで活躍するのが、Perplexityです。私はGPT-4oやClaude 3.5 Sonnetに切り替えられる「Perplexity」を愛用しています。なぜPerplexityかというと、複数の高性能AIを簡単に切り替えられるからです。その日の気分や必要な精度に応じて、AIを選べるのが魅力です。



Perplexityで1日のタスクを整理


使い方は簡単。Perplexityを開いて、こんな風に入力します:

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「今日の予定は以下の通りです。これらのタスクを効率的にこなすためのToDoリストを作成してください。優先順位も付けてください。」


- 〇〇のメールを5通読み返信する

- 来客前に提案資料を読み込む

- 入札案件の資料を整理・理解する

- アンケート結果を分析する

- 調査先の情報をリスト化する

- ◯◯の事業戦略を考える

- アプリの機能要件をまとめる

- 13時から2時間の打ち合わせ


すると、AIが優先順位を考慮したToDoリストを作成してくれます。優先順位も付いているためすぐに作業に取りかかれます。

はい、承知しました。効率的にタスクをこなすためのToDoリストを作成し、優先順位を付けさせていただきます。以下のリストは、緊急性、重要性、所要時間を考慮して作成しています。

## 優先順位付きToDoリスト

1. 来客前に提案資料を読み込む(高優先)
- 打ち合わせの準備として最重要

2. 〇〇のメールを5通読み返信する(高優先)
- 朝一番に対応することで、その後のコミュニケーションがスムーズになる

3. 入札案件の資料を整理・理解する(高優先)
- 重要な案件であり、早めの対応が必要

4. 13時から2時間の打ち合わせ(固定)
- スケジュールされた時間に合わせる

5. アンケート結果を分析する(中優先)
- 打ち合わせ後に集中して取り組む

6. 調査先の情報をリスト化する(中優先)
- アンケート分析と関連付けて効率的に進める

7. アプリの機能要件をまとめる(中優先)
- 創造的な作業なので、集中力が高い時間帯に行う

8. ◯◯の事業戦略を考える(低優先)
- 時間に余裕があれば取り組む。長期的な課題として継続的に検討

## 効率的に進めるためのアドバイス

1. 朝一番に1-3の高優先タスクに集中して取り組む
2. 打ち合わせ前にトイレ休憩や軽い休憩を取り、リフレッシュする
3. 打ち合わせ後、5-7のタスクを集中して進める
4. 短い休憩を挟みながら作業を進め、集中力を維持する
5. 時間に余裕があれば8の事業戦略について考える時間を設ける
6. タスクの進捗状況を定期的に確認し、必要に応じて優先順位を調整する

このToDoリストと優先順位に従って作業を進めることで、効率的にタスクをこなすことができるでしょう。ただし、突発的な事態や緊急の要件が発生した場合は、柔軟に対応することも重要です。


Perplexityでタスク内容をポモドーロ・テクニックで整理

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次に、このToDoリストを効率的にこなすために、ポモドーロ・テクニックを取り入れます。ポモドーロ・テクニックとは、25分の作業と5分の休憩を1セットとする時間管理法です。これをAIに組み込んでもらいましょう。


「上記のToDoリストを、ポモドーロ・テクニックを使って1日のスケジュールに組み込んでください。9時始業、12時〜13時昼休憩でお願いします。」


このように指示すると、AIが1日のスケジュールを組み立ててくれます。例えば:

はい、承知いたしました。ポモドーロ・テクニックを用いて1日の時間割を作成いたします。ポモドーロ・テクニックでは、通常25分の作業と5分の休憩を1セットとし、4セット終了後に長めの休憩(15-30分)を取ります。

以下に、ポモドーロ・テクニックを活用した1日の時間割を提案いたします:

## ポモドーロ・テクニックを用いた1日の時間割

### 午前

1. 900-925 来客前に提案資料を読み込む(ポモドーロ1
2. 930-955 〇〇のメールを5通読み返信する(ポモドーロ2
3. 1000-1025 入札案件の資料を整理・理解する(ポモドーロ3
4. 1030-1055 入札案件の資料を整理・理解する(続き)(ポモドーロ4

1055-1125 長めの休憩(30分)

5. 1125-1150 アンケート結果を分析する(ポモドーロ5
6. 1155-1220 アンケート結果を分析する(続き)(ポモドーロ6

1220-1300 昼食休憩(40分)

### 午後

7. 1300-1500 2時間の打ち合わせ

1500-1515 休憩(15分)

8. 1515-1540 調査先の情報をリスト化する(ポモドーロ7
9. 1545-1610 アプリの機能要件をまとめる(ポモドーロ8
10. 1615-1640 アプリの機能要件をまとめる(続き)(ポモドーロ9
11. 1645-1710 ◯◯の事業戦略を考える(ポモドーロ10

1710-1730 1日の振り返りと翌日の準備(20分)

### 注意点:

1. 各ポモドーロの間に5分の短い休憩があります。この時間を利用して、軽いストレッチや水分補給を行ってください。

2. タスクによっては予定よりも早く終わる、または長引く可能性があります。柔軟に対応し、必要に応じてポモドーロの割り当てを調整してください。

3. 打ち合わせ前後の時間を利用して、トイレ休憩や軽い休憩を取り、リフレッシュすることを忘れないでください。

4. 事業戦略を考えるタスクは、時間に余裕がある場合に行うか、他のタスクが予定より早く終わった場合に取り組むことができます。

5. 1日の終わりに振り返りの時間を設けることで、達成感を得るとともに、翌日の準備をスムーズに行うことができます。

この時間割に従って作業を進めることで、効率的にタスクをこなすことができるでしょう。ただし、突発的な事態や緊急の要件が発生した場合は、柔軟に対応することも重要です。


このスケジュールを見ると、タスクが細かく区切られているので、「やるべきこと」が明確になり、取り掛かりやすくなります。また、定期的な休憩が入っているので、集中力も持続しやすくなるんです。


もちろん、実際の業務では予定外の仕事が入ってくることもあります。そんな時は、再度AIにスケジュールの調整を依頼しましょう。柔軟に対応してくれますよ。


「14時から緊急の会議が1時間入りました。スケジュールを調整してください。」


このように指示すれば、AIが迅速にスケジュールを再調整してくれます。


ここで重要なのは、完璧なスケジュール管理を目指すのではなく、AIを活用して「大まかな指針」を得ることです。これにより、常に全体の進捗を把握しながら、柔軟に対応できるようになります。

1日の終りをAIに報告して振り返り


また、1日の終わりには、実際の進捗状況をAIに報告し、振り返りと改善点の提案をしてもらうのもおすすめです。例えば:


「今日の実際の進捗は以下の通りでした。明日に向けて改善点はありますか?」


- メール返信:予定通り完了

- 提案資料:読み込み途中で中断

- アンケート分析:予定より1時間超過

...(以下略)


AIからのフィードバックを基に、翌日のスケジューリングに活かしていけば、日々の業務効率が着実に向上していくはずです。


このように、AIを活用したタスク管理を実践することで、「何からやればいいんだろう...」という朝の不安が「よし、今日も頑張ろう!」という前向きな気持ちに変わります。仕事の質も上がり、残業も減るかもしれません。


次のセクションでは、避けては通れないメール対応の効率化について見ていきます。AIを使えば、複雑なメールのやり取りも驚くほどスムーズになりますよ。



3. 📧 メール対応の効率化:AIで解読力と返信力アップ!


メールの山に埋もれていませんか?ビジネスパーソンにとって、メール対応は避けては通れない重要な業務です。しかし、時には難解な表現や長文のメールに頭を悩ませることも。ここでは、AIを活用して素早く効率的にメール対応を行う方法をご紹介します。


まず、理解しにくいメールの内容把握から始めましょう。GPTsを作成するのも一つの手段ですが、初心者の方にはハードルが高いかもしれません。そこで、今回はより簡単な方法を紹介します。


難解なメールをAIで簡単に要約


例えば、こんな難解なメールが届いたとしましょう:

```
件名: プロジェクト提案に関する進行状況の確認と調整の必要性

拝啓

貴社の持続可能な発展に向けた姿勢に敬意を表します。当社は、過去数週間にわたり、双方の目標を融合させるプロジェクト提案の策定に注力して参りました。このプロセスにおいて、いくつかの調整が必要であると感じております。

具体的には、提案されたフレームワーク内でのキャパシティとリソースの配分に関するクラリティが不足している点、また、進行中のキャンペーンにおけるマイルストーンの設定とその達成のための具体的な戦略についても、再評価が必要かと考えております。これらの要素は、プロジェクトの成功を大きく左右するため、貴社とのさらなる協議を希望します。

次回のミーティングでは、これらの点について深く掘り下げ、双方にとって最適な解決策を模索できればと存じます。具体的な日時については、貴社のご都合を考慮し、調整させていただけますので、ご連絡いただけますと幸いです。

敬具
```


このようなメールを受け取ったら、まずはChatGPTに投げてみましょう。プロンプトはシンプルに:


「上記の内容の要点をPREP法で整理して。専門用語はわかりやすく書き直して」


PREP法とは、Point(要点)、Reason(理由)、Example(例)、Point(要点の繰り返し)の略で、情報を整理するのに便利な方法です。ChatGPTは次のように整理してくれます:

1. ポイント(Point) 提案に関するいくつかの問題点があり、それらについてさらに話し合う必要がある。

2. 理由(Reason) プロジェクトの成功は、計画の明確さと効率的な資源の使用に依存している。現在の提案では、これらの点が不十分であり、プロジェクトの目標達成に影響を及ぼす可能性がある。

3. 例(Example) 提案された計画では、どれだけの人員や資材が必要かの詳細が不明確であり、プロジェクトの各段階で何を成し遂げるべきかの具体的な目標が設定されていない。

4. 再度ポイント(Point Again) この問題を解決するためには、具体的な日時を設定して、さらなる議論を行う必要がある。これにより、プロジェクトがスムーズに進行し、目標達成に寄与することができる。

このように整理することで、メールの要点が明確になり、返信すべき内容が把握しやすくなります。


メール返信文もシンプルなプロンプトでOK


次に、返信文の作成に移りましょう。ここでもAIの力を借りて、効率的に作成できます。ChatGPTに以下のように指示します:


「返信内容例を考えて、変数はカッコで書いておいて」


すると、AIは以下のような返信例を提案してくれます:


```
件名: Re: プロジェクト提案に関する進行状況の確認と調整の必要性

拝啓 (相手の名前様),

貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。提案されたプロジェクトの詳細と改善の必要性について理解いたしました。明確なプランニングと効率的なリソース配分は、確かにこのプロジェクト成功の鍵です。

ご提案の通り、これらの問題点についてさらに議論を深めるために、次回のミーティングを設定しましょう。私たちのチームからも、具体的な改善提案と資料を準備いたしますので、詳細な議論が可能となるよう努めます。

ミーティングの日時については、(相手の名前様)のご都合を最優先に考えたいと思いますので、(相手の会社名)でご都合の良い日時をいくつかご提案いただけますでしょうか。最適なスケジュールを調整できるよう、私たちも柔軟に対応いたします。

お忙しいところ恐れ入りますが、お返事をお待ちしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

敬具

(あなたの名前)
(あなたの職位)
(あなたの会社名)
(連絡先情報)
```


この返信例を基に、具体的な名前や日程を入れ、必要に応じて微調整を加えれば、プロフェッショナルな返信メールの完成です。


重要なポイントは、メールを全部読もうとしないことです。数秒で理解できないようなメールは、全てAIに投げて整理してもらいましょう。これだけで、メール対応の時間を大幅に短縮できます。


この方法を実践することで、複雑なメールにも迅速かつ的確に対応できるようになります。メール対応に費やす時間が減り、より創造的な業務に時間を使えるようになるはずです。


次のセクションでは、来客前の資料読み込みや、入札案件の資料整理など、大量の情報を効率的に処理する方法について見ていきます。


もう少しプロンプトにこだわりたい人はこちら 👇️



4. 📚 資料の読み込みと理解:NotebookLMで入札案件をスマート分析!

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大量の資料を前に途方に暮れていませんか?特に入札やプロポーザル案件の資料は、膨大で複雑なことが多いですよね。ここでは、GoogleのNotebookLMを使って、効率的に資料を整理し理解する方法をご紹介します。今回は、群馬県の「生成AI利用環境整備業務」に関する公募型プロポーザルの資料を例に説明していきます。


NotebookLMの素晴らしい点は、複数のPDFファイルを一度にアップロードし、それらの内容を横断的に分析できること。さらに、AIと対話しながら情報を整理できるので、複雑な案件でも要点を素早く把握できます。



💡Google NotebookLM


まず、NotebookLMに関連するPDFファイルをすべてアップロードします。

AI_katuyou10.png.webp
この案件では、公募要領、仕様書、Q&A集などが含まれるでしょう。アップロードが完了したら、以下のような質問をAIに投げかけてみましょう:


1. 「この案件の概要と目的を簡潔に説明してください。」

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AIは次のように回答します:

「群馬県は『生成AI利用環境整備業務』と題した公募型プロポーザルを実施しています。本事業の目的は、業務効率化のため、職員が蓄積されたデータ(住民情報を除く)を活用できる生成AI環境を整備することです。具体的には、事前に登録した独自データから情報を参照できる生成AIモデルの使用環境を、外部事業者に委託して構築します。」

このように、案件の全体像を素早く把握できます。


次に、より具体的な情報を引き出していきましょう:

2. 「主な事業内容を箇条書きで教えてください。」


AIの回答:

- クラウドサービス型の生成AI利用環境を構築
- Microsoft Edgeブラウザで利用可能に
- 事前登録した独自データ(2GB以上)を生成AIが参照可能
- 対話形式で文章生成が可能
- 利用者認証、ログ管理、権限管理、セキュリティ対策機能を実装
- 利用人数100名、想定使用量100,000トークン/月/人

3. 「提案上限額と契約期間を教えてください。」


AIの回答:

「提案上限額は3,000,000円(消費税込み)です。契約期間は業務委託契約締結日から令和7年3月31日までですが、生成AI利用環境の提供期間は最低6ヶ月以上を確保する必要があります。」

このように、重要な数字や期限を簡単に抽出できます。

4. 「審査基準の主なポイントを教えてください。」


AIの回答:

主な審査基準は以下の通りです:

1. 業務効率向上
- 的確な回答生成の仕組み
- アカウントと独自データの適切な管理
- 回答の正確性確認の仕組み
- 情報共有や使用量の可視化
- 十分なトークン(文字数)の確保

2. 情報セキュリティ

- 不正アクセスや不適切利用の防止対策
- 独自データの適切な情報管理

3. 独自提案
- 独自の視点や機能の提案

4. 実施体制
- 県との協力体制
- 過去の類似事業実績


このように、NotebookLMを使うことで、膨大な資料から必要な情報を瞬時に抽出し、整理することができます。さらに、気になる点があればAIに質問を重ねることで、より深い理解が得られます。


例えば:

「この案件で特に注意すべき点は何ですか?」


AIの回答:

「この案件で特に注意すべき点として以下が挙げられます:

1. 住民情報の取り扱い:住民に関する情報は除外されており、慎重な対応が必要です。
2. セキュリティ対策:不正アクセスや不適切な利用を防止する対策が重視されています。
3. 独自データの管理:2GB以上の独自データを適切に管理し、生成AIに参照させる仕組みが求められています。
4. コスト管理:データ登録量や使用量が契約金額に影響を与えないモデルが望まれています。
5. スケジュール管理:提案書提出から審査結果通知までの期間が短いため、迅速な対応が必要です。」


このように、AIとの対話を通じて、案件の核心や潜在的なリスクも把握できます。


NotebookLMを活用することで、従来なら何時間もかかっていた資料の読み込みと理解が、驚くほど短時間で済むようになります。これにより、戦略立案や提案書作成により多くの時間を割くことができ、競争力のある提案が可能になるのです。

NotebookLMの応用例:

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1. 営業訪問前の企業情報把握

- 訪問先企業の年次報告書、プレスリリース、ウェブサイト内容をアップロード

- 最新の業績、主要製品、経営戦略などを短時間で理解

- 業界動向と企業の位置づけを AI に分析してもらう

2. ミーティング前の過去資料レビュー

- 過去の議事録、提案書、報告書をアップロード

- 重要な決定事項や未解決の課題を AI に要約してもらう

- 前回からの進捗状況を確認し、次のアクションポイントを整理

3. 新規プロジェクト立ち上げ時の背景調査

- 関連する市場調査レポート、競合分析、技術文書をアップロード

- プロジェクトの潜在的なリスクと機会を AI に分析してもらう

- 重要なステークホルダーと彼らの関心事を特定

4. 法務文書の迅速なレビュー

- 契約書、規約、ポリシー文書をアップロード

- 重要条項や潜在的なリスク箇所を AI にハイライトしてもらう

- 過去の類似文書と比較し、変更点を特定

5. 製品開発のための特許調査

- 関連分野の特許文書をアップロード

- 既存技術の概要と新規性のあるポイントを AI に分析してもらう

- 潜在的な特許侵害リスクを早期に発見

6. 学術研究のための文献レビュー

- 関連論文や研究報告書をアップロード

- 研究トレンドや重要な発見を AI に要約してもらう

- 自身の研究との関連性や新規性を分析

7. 財務報告書の効率的な分析

- 複数期間の財務諸表をアップロード

- 重要な財務指標の推移や異常値を AI に分析してもらう

- 業界平均との比較や今後の予測を行う

8. カスタマーフィードバックの分析

- アンケート結果、カスタマーレビュー、問い合わせログをアップロード

- 主要な顧客満足/不満足ポイントを AI に特定してもらう

- 改善すべき製品/サービス領域の優先順位付け


これらの応用例を活用することで、NotebookLMは単なる文書理解ツールから、ビジネスインテリジェンスを強化する強力なアシスタントへと進化します。日々の業務の中で、こうした活用方法を試してみることで、作業効率が大幅に向上し、より深い洞察を得ることができるでしょう。


次のセクションでは、ChatGPTを使ったアンケート結果の分析方法をご紹介します。大量のデータから有意義な洞察を得る方法を見ていきましょう。



5. 📊 データ分析のスマート化:ChatGPTでアンケート結果を効率的に分析!

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皆さん、アンケート結果の分析に頭を悩ませていませんか?大量のデータから有意義な洞察を得るのは、時に骨の折れる作業です。でも、ChatGPTを活用すれば、そんな悩みも解消!今回は、ホテルの満足度調査アンケートの結果を例に、効率的な分析方法をご紹介します。


まず、アンケートの作成から結果の可視化まで、ChatGPTを使ってどんなことができるのか、順を追って見ていきましょう。
※架空のアンケートで説明します。


1. アンケートの作成と整理


最初に、ChatGPTを使ってアンケートの設問と選択肢を作成しました。10の質問のうち7つが個別回答、3つが複数回答という構成です。これをExcel形式にまとめるよう指示することで、整理された状態でデータを扱えるようになります。


AIにアンケート作成依頼:

「ホテルの満足度調査アンケートを作りたいです。設問と選択肢案を10個考え、抽出してください。その中で、個別回答は7割、複数回答は3割の比率で作成してください。」


以下の内容がサクッと出てきます 👇️

ホテルの満足度調査アンケートの設問と選択肢案を以下に示します。個別回答の設問が7割、複数回答の設問が3割の比率で構成されています。

### 個別回答の設問 (7問)

1. **ご宿泊の目的は何でしたか?**
- 仕事
- 観光
- 家族旅行
- その他(具体的に記入してください)

2. **客室の清潔さはいかがでしたか?**
- とても満足
- 満足
- 普通
- 不満
- とても不満

3. **フロントスタッフの対応はいかがでしたか?**
- とても満足
- 満足
- 普通
- 不満
- とても不満

4. **朝食の質はいかがでしたか?**
- とても満足
- 満足
- 普通
- 不満
- とても不満

5. **ホテルの立地は便利でしたか?**
- とても便利
- 便利
- 普通
- 不便
- とても不便

6. **ホテルの設備(ジム、プールなど)はご満足いただけましたか?**
- とても満足
- 満足
- 普通
- 不満
- とても不満

7. **ご宿泊料金について、どう感じましたか?**
- とてもリーズナブル
- リーズナブル
- 普通
- 高い
- とても高い

### 複数回答の設問 (3問)

8. **ホテルのどのサービスを利用されましたか?(複数選択可)**
- ルームサービス
- ランドリーサービス
- スパ/マッサージ
- レストラン
- シャトルバス

9. **今後、どのようなサービスを追加してほしいですか?(複数選択可)**
- 空港送迎サービス
- 子供向けプログラム
- ペット同伴可の部屋
- 高速Wi-Fi
- 電動キックボードのレンタル

10. **今回の滞在で最も満足した点を教えてください(複数選択可)**
- 客室の快適さ
- スタッフの対応
- 食事の質
- 立地の便利さ
- ホテルの雰囲気

以上が、ホテルの満足度調査アンケートの設問と選択肢案です。

2. 架空のデータ生成


次に、ChatGPTに1,000人の架空の外国人観光客のデータを生成するよう指示しました。これにより、実際のアンケート結果を模したデータセットができあがります。


AIへの指示:

#指示
添付のアンケートについて、架空の外国人観光客1,000人を設定し、アンケートに答えさせてください。
設問ごとグラフで表現し、インタラクティブに表示してください。
最後に公開情報としてレポート形式でまとめ、EXCEL形式でダウンロードできるように提供してください。

#グラフについて
単回答は円グラフ、複数回答は棒グラフで表現し、わかりやすいように結果を色分けしてください。

3. データの可視化

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ここからがChatGPTの真骨頂です。アンケート結果を以下のようにビジュアル化するよう指示しました:


- 単回答の質問:円グラフで表現

- 複数回答の質問:棒グラフで表現


ChatGPTは、これらのグラフをテキストベースで描写し、さらにインタラクティブな表示を想定した説明を加えてくれます。


4. レポートの作成


最後に、これらの結果を公開情報としてレポート形式にまとめ、Excel形式で提供するよう指示しました。これにより、チーム内での共有や上司への報告が格段に楽になります。


ChatGPTを活用した分析の強みは、以下の点にあります:


a) データの迅速な解釈:

大量のデータを瞬時に処理し、重要なトレンドや相関関係を抽出します。

b) 柔軟なビジュアライゼーション提案:

データの性質に応じて、最適なグラフ形式を提案します。

c) 洞察の提供:

単なる数値の羅列ではなく、データから読み取れる意味や示唆を提供します。

d) レポート自動生成:

分析結果を基に、読みやすいレポートを自動で作成します。

e) カスタマイズ性:

特定の観点からの分析や、追加の質問にも柔軟に対応できます。


例えば、このホテルの満足度調査では以下のような洞察が得られました:


1. 宿泊目的:観光が最も多く60%、次いで仕事が25%でした。

2. 客室の清潔さ:80%以上が「満足」または「とても満足」と回答。

3. スタッフの対応:90%近くが好印象を持っています。

4. 朝食の質:意見が分かれており、改善の余地があります。

5. 立地:85%が便利だと感じています。

6. 設備満足度:70%が満足していますが、さらなる向上の余地があります。

7. 料金:65%がリーズナブルと感じていますが、20%は高いと感じています。


複数回答の質問からは:

8. 最も利用されたサービス:レストラン(70%)、ルームサービス(55%)

9. 追加してほしいサービス:高速Wi-Fi(80%)、空港送迎(60%)

10. 最も満足した点:立地の便利さ(75%)、スタッフの対応(70%)


これらの洞察から、ホテル経営陣は以下のアクションを検討できます:


1. 朝食メニューの見直しと品質向上

2. 高速Wi-Fiの導入検討

3. 空港送迎サービスの新設

4. スタッフトレーニングのさらなる充実

5. 料金設定の再検討(価値と価格のバランス)


ChatGPTを使うことで、このような深い洞察を短時間で得ることができます。従来なら数日かかっていた分析作業が、数時間で完了する可能性があるのです。


さらに、ChatGPTに「前回のアンケート結果と比較して」と指示することで、時系列での変化も簡単に把握できます。これにより、施策の効果測定や長期的なトレンド分析も容易になります。


ChatGPTは、単なるデータ分析ツールではありません。それは、データから物語を紡ぎだし、ビジネスの意思決定を支援する強力なパートナーなのです。人間の創造力とAIの処理能力を組み合わせることで、より深い洞察と効果的な戦略立案が可能になります。


次のセクションは、Perplexityを使った効率的な事業戦略立案や情報収集、アプリ要件定義などについて紹介します。



6. 💡 AIと二人三脚:事業戦略立案とアプリ開発の新しいカタチ


皆さん、事業戦略を考えるとき、誰に相談していますか?また、アプリの機能要件を整理する際、どのようなプロセスを踏んでいますか?この章では、AIを活用した新しい事業戦略立案とアプリ開発のアプローチをご紹介します。AIを「相談相手」「隣にいるコンサル」として活用することで、より深い洞察と効率的な開発が可能になるんです。


ChatGPTとPerplexityで事業戦略を練る

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事業戦略の立案は、通常、膨大な情報収集と分析、そして創造的な思考が必要です。ここでAIを活用すると、このプロセスがぐっと効率的になります。


ポイントは、AIを「万能の解答者」としてではなく、「対話の相手」として扱うこと。つまり、AIは隣にいるコンサルタントのような存在なのです。


具体的なプロセスを見てみましょう:


1. アイデアの発散:

まず、ChatGPTに「○○業界で新規事業を立ち上げるとしたら、どんなアイデアがありますか?」と投げかけます。AIが出してきたアイデアを見て、さらに質問を重ねていきます。


2. 競合調査:

興味深いアイデアが出てきたら、Perplexityを使って競合調査をします。「○○というビジネスモデルの競合企業を5つ挙げて、それぞれの特徴を説明してください」といった具合です。


3. マーケティング手法の調査:

さらに、「○○業界で効果的なマーケティング手法を教えてください」とPerplexityに尋ねます。AIが提案してくる手法について、さらに詳しく聞いていきます。


4. アイデアの絞り込み:

得られた情報を基に、再びChatGPTと対話しながらアイデアを絞り込んでいきます。「○○という特徴を持つビジネスモデルについて、SWOTを作成してください」などと指示します。


このプロセスを繰り返すことで、人間の創造性とAIの情報処理能力を掛け合わせた、質の高い事業戦略を立案できるのです。


実際に◯◯の部分に「広告業界」関連の情報を入れて調べてみました。


Perplexityで調べた結果はこちら

🔗広告業界での新規事業アイデア(Perplexityとの対話結果)


調べた内容をそのままPerplexity Pagesに変換して、社内に共有できる形にしたのはこちら

🔗広告業界での新規事業アイデア



重要なのは、常にAIとキャッチボールをしながら進めること。無理に長いプロンプトを作ろうとして悩み、前に進めなくなるより、一言一言遠慮せずどんどん壁打ちしてアウトプットを一緒に仕上げて行くイメージです。

一方でAIの提案を鵜呑みにするのではなく、それをきっかけに自分の思考を深めていくのも重要です。


Claude 3.5 Sonnetでアプリ機能要件を整理

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アプリ開発の際の機能要件の整理も、AIを活用すればぐっと効率的になります。実際の仕事内容は共有が難しいので、ここでは、Claude 3.5 Sonnetを使ったポモドーロタイマーアプリの要件定義事例を紹介します。


まず、Claudeに以下のように指示します:


「ポモドーロタイマーアプリの機能要件を整理してください。基本機能、オプション機能、UIデザインの観点から詳細に記述してください。」


すると、Claudeは以下のような要件定義を提案してくれます:

```
ポモドーロタイマーアプリ機能要件

1. 基本機能
a. タイマー機能
- 25分の作業時間と5分の休憩時間を交互に計測
- 4サイクル後に15-30分の長休憩
- カスタム時間設定オプション

b. 通知機能
- 各セッション開始・終了時に音声・バイブレーション通知

c. タスク管理
- タスクリストの作成・編集・削除
- タスクとポモドーロセッションの紐付け

2. オプション機能
a. 統計機能
- 日別・週別・月別の生産性レポート
- 完了タスク数、総作業時間の可視化

b. BGM機能
- 集中力を高める音楽の提供
- ユーザー独自の音楽追加オプション

c. ソーシャル機能
- フレンドとの作業時間共有
- チーム作業モード

3. UIデザイン
a. シンプルで直感的なインターフェース
b. ダークモード・ライトモード切替
c. カスタマイズ可能なテーマカラー
d. タイマー進行状況の視覚的表示(円グラフなど)
e. タスクリストとタイマーの統合表示

4. 技術要件
a. クロスプラットフォーム対応(iOS, Android, Web)
b. オフライン使用可能
c. クラウド同期機能
d. プッシュ通知対応
```


このように、AIは基本的な機能から発展的な機能まで、幅広く要件を提案してくれます。これを基に、さらに詳細な要件や優先順位について、AIと対話しながら整理していくのです。


例えば、「統計機能についてもう少し詳しく説明してください」と聞けば、AIはより具体的な統計機能の提案をしてくれるでしょう。また、「このアプリの競合優位性を高めるには、どのような機能を追加すべきですか?」と質問すれば、市場トレンドを踏まえた提案が得られるはずです。


重要なのは、「オシャレで機能的でカッコいいポモドーロタイマーアプリを作って」というように、いきなりプログラミングをAIにさせないこと。

プログラミングはコードを大量に記述するためアウトプットにも時間がかかります。また多くのトークンをを消費するとClaudeもリミットが来てしまい数時間使えなくことにもなります。


まずはAIに要件定義を書かせて、「誰の」「何を」解決しようとするのか?そのアプリ、サービスの「提供価値は何なのか」を落とし込み、ドキュメントを整理したうえでコードを書かせるようにしましょう。


実際、ビジネスサイドの私自身、アプリの機能一つ一つの改善提案だったりするので、Claudeでコードを書かせるケースは少ないです。


そんな時は、

  • Createを使って、機能紹介ページのデモページ作成
  • Eraserを使って、要件定義のワークフローを可視化

など、復数のAIツールを複合し、「誰に」「何を」見せるのか?という状況に合わせてアウトプットの形も変化させることをオススメします。




AIを活用することで、開発者の経験や知識の偏りを補い、より包括的で洗練された要件定義が可能になります。

また、私のようなビジネスサイドの人間でも、どのように開発側へ要件定義を渡せばいいのか大枠で理解することが可能です。

ただし、最終的な判断は人間が行うことを忘れずに。AIの提案を批判的に検討し、プロジェクトの目的や制約に照らし合わせて取捨選択することが重要です。



🔗ポモドーロタイマー


このように、事業戦略の立案からアプリ開発まで、AIを「協力者」として活用することで、より創造的で効率的な仕事が可能になります。AIと人間、それぞれの強みを活かし合うことで、これまでにない価値を生み出せるのです。


最後は、会議の効率化にAIを活用する方法について紹介します。議事録作成から、フォローアップまで、AIがどのようにサポートしてくれるのか、具体的な手法をお伝えします。



7. 🎙️ AI時代の会議革命:議事録作成からフォローアップまで


皆さん、会議の後の議事録作成に時間を取られていませんか?また、重要な決定事項を見落としたり、フォローアップが後手に回ったりしていませんか?最後の章では、AIを活用して会議をより効率的に運営し、その成果を最大化する方法をご紹介します。


実際の会議内容の議事録は公開できないため、YouTubeの内容を文字起こしし、整理・要約し、最後に図解した結果はこちらです:

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文字起こしから、様々なアウトプットへ加工できるプロセスがわかると思います。

Google AI Studioを使った会議の文字起こしと議事録作成

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まず、会議の音声データをGoogle AI Studioに投げ込むことから始めます。AIが自動的に文字起こしを行い、生の議事録を作成してくれます。ここでのポイントは以下の通りです:


1. 高精度の音声認識:

Google AI Studioは、複数の話者の声を正確に区別し、文字に起こします。日本語はもちろん、英語や他の言語にも対応しています。

2. 話者の識別:

AIは各発言を誰がしたものかを自動的に識別し、タグ付けしてくれます。これにより、誰がどのような発言をしたかが一目瞭然になります。

3. キーワードの抽出:

重要なキーワードや頻出語を自動的に抽出し、会議の主要トピックを把握しやすくします。

4. タイムスタンプの付与:

各発言にタイムスタンプが付与されるので、後から特定の議論を振り返る際に便利です。


AIによる議事録の整理と要約

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生の文字起こしデータができたら、次はそれを整理し、要約する段階です。ここでChatGPTの出番です:


1. 重要ポイントの抽出:

「この会議の主要な決定事項と、それぞれの担当者を箇条書きでリストアップしてください」とChatGPTに指示します。

2. 行動項目(アクションアイテム)の整理:

「この会議で決まった行動項目を、担当者と期限付きでリスト化してください」と依頼します。

3. 議論の要約:

「この会議の主な議論を、300字程度で要約してください」と指示すれば、コンパクトな要約が得られます。

4. 次回会議のアジェンダ案:

「この会議の内容を踏まえて、次回会議で議論すべき項目を提案してください」と聞けば、次回のアジェンダ案も準備できます。


AIを活用したフォローアップ


会議後のフォローアップもAIが支援してくれます:


1. リマインダーの設定:

「この会議で決まった行動項目に基づいて、各担当者へのリマインダーメールの文案を作成してください」とAIに指示します。

2. 進捗報告フォーマットの作成:

「各行動項目の進捗を報告するためのフォーマットを作成してください」と依頼すれば、統一された報告フォーマットが得られます。

3. フォローアップ質問の生成:

「この会議の内容に基づいて、次回までに各担当者に確認すべき質問リストを作成してください」と指示すれば、細かいフォローアップ項目も抜け漏れなく準備できます。


実践のポイント


1. 事前準備:

会議の録音については、参加者全員の同意を得ることを忘れずに。また、音質の良い録音機器を使用することで、より精度の高い文字起こしが可能になります。

2. AIの活用と人間のチェック:

AIの出力は非常に有用ですが、最終的には人間がチェックすることが重要です。特に機密情報や個人情報の取り扱いには注意しましょう。

3. 継続的な改善:

AIの出力を基に、会議の進行方法や議事録のフォーマットを継続的に改善していきます。「前回の議事録の形式で、どのような改善点がありますか?」とAIに聞くのも良いでしょう。

4. チーム全体での活用:

AIを活用した議事録作成と共有のプロセスを、チーム全体で共通化することで、情報の透明性と一貫性が高まります。


このようにAIを活用することで、会議の準備から実施、そしてフォローアップまで、一連のプロセスを大幅に効率化できます。ただし、AIはあくまでツールであり、最終的な判断や重要な決定は人間が行うことを忘れずに。AIと人間の強みを組み合わせることで、より生産性の高い、創造的な会議文化を築くことができるのです。



8. 🎯 まとめ:AI活用で仕事をスマートに


さて、ここまでAIを活用した様々な業務効率化の方法を見てきました。最後に、日常業務でのAI活用のポイントと、初心者の方でも簡単に始められるAIツールの選び方についてまとめていきましょう。


日常業務におけるAI活用のポイント


1. AIは補助ツール、最終判断は人間が行う

AIは非常に強力なツールですが、あくまでも補助的な存在です。AIの提案を鵜呑みにせず、常に批判的に検討し、最終的な判断は人間が行うことが重要です。


2. 反復的なタスクこそAIの出番

日々の定型業務や、繰り返し行うタスクこそ、AIの真価が発揮されます。例えば、メールの下書き、データの整理、簡単な分析などは積極的にAIに任せましょう。


3. AIとの対話を習慣化する

AIを「隣にいるコンサルタント」のように扱い、日々の疑問や課題をAIに投げかける習慣をつけましょう。これにより、新しい視点や解決策が得られることがあります。


4. 継続的な学習と更新

AI技術は日々進化しています。定期的に新しい機能や使い方をチェックし、自分の業務フローを更新していくことが大切です。


5. プライバシーとセキュリティに注意

AIに入力する情報には十分注意しましょう。個人情報や機密情報は極力避け、必要な場合は適切に匿名化するなどの対策を取ってください。


6. 人間の強みを活かす

創造性、感情理解、倫理的判断など、人間にしかできないことに注力しましょう。AIを活用することで、そういった人間ならではの能力を発揮する時間を増やすことができます。


初心者でも簡単に始められるAIツールの選び方


1. ユーザーインターフェースの直感性

初心者の方は、複雑な設定が不要で、直感的に使えるツールを選びましょう。例えば、ChatGPTPerplexityは、シンプルな対話形式で利用できます。

特にPerplexityはググるように使うだけでも十分生成AIの恩恵が得られます。しかもChatGPTの最新モデルやClaudeの最新モデルも使えますので、熱くオススメします。ニュースレターの最後に初月10ドルになる紹介コードリンクを貼り付けてありますので、ぜひご活用ください。



2. 無料版や試用期間の有無

有料版を検討する前に、無料版や試用期間のあるツールから始めるのがおすすめです。機能や使い勝手を確認してから、本格的な導入を検討しましょう。今回紹介したツールは、どれも無料からはじめられます。


3. 日本語対応の充実度

日本語でのコミュニケーションや文書作成が主な場合、日本語対応が充実しているツールを選びましょう。最近は多くのAIツールが日本語に対応しています。日本語が得意な生成AIはClaudeです。Perplexityをお使いの方はモデルをClaudeに切り替えて試してみてください♪


4. サポートやコミュニティの存在

初心者の方にとっては、困ったときにサポートを受けられるかどうかが重要です。公式のサポート体制や、活発なユーザーコミュニティがあるツールを選ぶと安心です。

🔗朝5時から学びあえるAIの学びや「AIM」


5. 既存ツールとの連携性

すでに使用しているツールやサービスとの連携が容易なAIツールを選ぶと、導入がスムーズです。例えば、Googleツールを多用している場合は、Google AI StudioやGeminiなどが使いやすいでしょう。

Googleサービスとのアプリ連携は非常にスムーズです:👇️


6. スケーラビリティ

初心者向けの機能から始めて、徐々に高度な機能にステップアップできるツールを選びましょう。成長に合わせてツールを使いこなしていけるのが理想的です。




7. セキュリティとプライバシーへの配慮

特に業務で使用する場合、セキュリティやプライバシーポリシーがしっかりしているツールを選ぶことが重要です。



🔍まとめ

前の章でまとめているので、最後に一言


AIツールの活用は、決して難しいものではありません。小さな一歩から始めて、徐々に自分の業務スタイルに組み込んでいくことが大切です。例えば、毎日の業務開始時にAIに今日のタスクを整理してもらうところから始めてみるのはいかがでしょうか。


AIは私たちの「仕事の相棒」です。AIと上手に付き合いながら、より創造的で生産性の高い仕事をしていきましょう。AIツールの導入で悩んだときは、このニュースレターを思い出してください。一緒にAI時代の新しい働き方を探求していきましょう!



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